DSPとは?仕組み・SSPとの違い・費用相場を徹底解説

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公開日:2026.10.24 / 最終更新日:2026.10.24


「DSPとは何か、アドネットワークやGoogle広告と何が違うのかよくわからない」「代理店からDSP広告を提案されたが、自社に合うのか判断できない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

DSPは、ディスプレイ広告や動画広告の枠を自動で買い付ける仕組みです。ただしSSP・DMP・RTBなどの専門用語が多く、サービスごとに費用や最低出稿額も異なるため、全体像をつかみにくいのが実情です。さらに、Cookie規制やGoogleのディスプレイ広告の仕様変更など、ここ数年で前提となる環境も大きく変わっています。

この記事では、DSPの意味と仕組み、SSP・DMP・アドネットワークとの違い、メリット・デメリット、代表的なDSPの種類、始め方、費用相場、よくある失敗と対策までを解説します。

自社がDSPを導入すべきかを判断し、代理店や媒体に具体的な相談・比較を進められるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

本記事のまとめ:DSPとは

DSPとは? DSPの意味
DSP広告が配信される仕組み(RTB)
DSPが注目される背景
DSPとSSP・DMP・アドネットワークの違い DSPとSSPの違い
DSPとDMPの違い
DSPとアドネットワーク(Google広告など)の違い
DSPのメリット・デメリット DSPのメリット
DSPのデメリット
DSPが向いている企業・向いていない企業
代表的なDSPの種類 グローバル型のDSP
国内型のDSP
リテールメディア型のDSP
DSP広告の始め方【4ステップ】 STEP1:目的とKPIを決める
STEP2:DSPと運用体制を選ぶ
STEP3:ターゲティングとクリエイティブを準備する
STEP4:配信後の効果を測定し改善する
DSPの費用相場と課金方式 DSPの課金方式
DSPの費用の目安
自社運用と代理店依頼の違い
DSPでよくある失敗と対策 直接CVだけで評価して止めてしまう
配信先の品質を確認していない
Cookie規制の影響を考えていない

 

運用型広告の悩みを解決!
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3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google/Yahoo!/Meta/LINE等を比較

DSPとは?

DSPとは、広告主が複数のメディアの広告枠を、狙ったユーザーに合わせて自動で買い付けられる広告配信プラットフォームです。ここでは、DSPの意味と広告が配信される仕組み、注目される背景を解説します。

DSPの意味

DSP(Demand-Side Platform:デマンドサイドプラットフォーム)とは、広告主が複数のメディアやアドエクスチェンジの広告枠を、リアルタイムに自動で購入できる仕組みです※1。

「Demand-Side(需要側)」は、広告枠を買う広告主側を指します。DSPを使うと、広告主は次のことを1つの管理画面で行えます。

  1. 配信したいユーザー(年齢・地域・興味関心・過去の訪問履歴など)を設定する
  2. 広告枠1回の表示にいくらまで払うか(入札価格)や予算を決める
  3. 配信結果を確認し、配信先や入札を調整する

従来はメディアごとに広告枠を購入していましたが、DSPでは「どのサイトに出すか」ではなく「どのユーザーに見せるか」を軸に広告を買える点が大きな違いです。

DSP広告が配信される仕組み(RTB)

DSP広告は、ユーザーがWebサイトやアプリを開いた瞬間に行われる「RTB(リアルタイム入札)」というオークションを通じて配信されます※2。

流れを簡単にまとめると、次のとおりです。

  1. ユーザーがメディアのページを開くと、広告枠の情報がSSP(メディア側のプラットフォーム)に送られる
  2. SSPやアドエクスチェンジが、接続している複数のDSPに入札を呼びかける
  3. 各DSPが、広告主の設定とユーザー情報をもとに入札するかどうか・入札価格を判断する
  4. 最も条件のよい入札をしたDSPの広告が表示される

この一連の処理は、ページが表示されるまでの一瞬で自動的に行われます。広告主は「誰に・いくらまでなら見せたいか」を設定しておくだけで、表示ごとに買うかどうかが判断される仕組みです。

DSPが注目される背景

DSPが注目される背景には、DSPを含む運用型広告がインターネット広告の大半を占めるようになったことと、動画やコネクテッドTVなど配信面が広がっていることがあります。

電通などの調査によると、2025年の日本のインターネット広告媒体費は3兆3,093億円で、そのうち運用型広告は2兆9,352億円と88.7%を占めました※3。ビデオ(動画)広告も1兆275億円と、初めて1兆円を超えています※3。

検索広告だけでは届かない「まだ自社を知らない層」に、動画やディスプレイ広告でまとめて接触したい企業にとって、DSPは有力な選択肢です。

DSPとSSP・DMP・アドネットワークの違い

DSPは広告主側、SSPはメディア側、DMPはデータを管理する側のツールで、アドネットワークは広告枠をまとめて販売する仕組みです。役割の違いを比較表で整理します。

名称 使う人 主な役割
DSP 広告主・代理店 複数の広告枠を自動で入札・購入し、配信を最適化する
SSP メディア(パブリッシャー) 広告枠を複数のDSPやアドネットワークに販売し、収益を高める
DMP 広告主・メディア ユーザーデータを集めて管理し、広告のターゲティングに活かす
アドネットワーク 広告主・メディア 提携する複数のメディアの広告枠をまとめて販売する

 

出典:Amazon Ads「DSPとSSP:違いは何ですか?」※2をもとに編集部作成

DSPとSSPの違い

DSPは広告枠を「買う側」の広告主を、SSP(Supply-Side Platform)は広告枠を「売る側」のメディアを支援する仕組みです※2。

DSPは「できるだけ効果の高い枠を、適正な価格で買う」ことを、SSPは「広告枠をできるだけ高く売る」ことを目指します。両者はアドエクスチェンジなどを介してつながり、RTBで取引が成立します。

広告主が直接SSPを使うことは基本的にありません。広告主が選ぶのはDSPで、SSPは「そのDSPがどのメディアの枠を買えるか」を左右する要素と考えると理解しやすくなります。

DSPとDMPの違い

DMP(Data Management Platform)とは、自社サイトの訪問履歴や外部のオーディエンスデータなどを集めて管理し、広告配信に活用するためのデータ基盤です※2。

DSPが「広告を配信する道具」なのに対して、DMPは「誰に配信するかを決めるためのデータを用意する道具」です。たとえば次のように組み合わせて使います。

  • DMPで「料金ページを見たが申し込んでいないユーザー」のリストを作る
  • そのリストをDSPに連携し、比較検討を後押しする広告を配信する

最近は、DSP自体にオーディエンス管理の機能が組み込まれていることも多く、中小規模の広告主であれば、まずはDSP単体と自社サイトのデータ(リターゲティング用のタグなど)で始めても十分です。

DSPとアドネットワーク(Google広告など)の違い

アドネットワークは「提携メディアの広告枠」をまとめて買う仕組みで、DSPは複数のアドネットワークやアドエクスチェンジをまたいで「ユーザー単位」で枠を買う仕組みです。

項目 アドネットワーク(例:GDN) DSP(例:Display & Video 360)
配信先 そのネットワークに参加するメディア 接続している複数のアドエクスチェンジ・SSPのメディア
始めやすさ 管理画面から少額で始めやすい 契約や最低出稿額が必要な場合がある
向いている使い方 まずはディスプレイ広告を試したい 複数の配信面を一元管理し、細かく買い付けたい

 

Googleの「Display & Video 360」は、ディスプレイ・動画・TV・音声などのキャンペーンを1か所で管理できるGoogleのDSPです※4。一方、Google広告のディスプレイ広告(GDN)は、2026年6月からデマンドジェネレーションキャンペーンへの移行が始まっています※5。Google広告で配信している企業は、DSPを検討する前に、現在のディスプレイ配信がどう変わるかも確認しておくと判断を誤りません。

ディスプレイ広告と検索広告の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:リスティング広告とディスプレイ広告の違いは?特徴・表示位置等を徹底比較!

DSPのメリット・デメリット

DSPのメリットは、ユーザー単位で幅広い配信面に効率よく広告を出せることです。一方で、最低出稿額や運用の専門性が必要になる点がデメリットです。

DSPのメリット

DSPの主なメリットは、複数の配信面を一元管理でき、狙ったユーザーに適正な価格で広告を届けやすいことです。

  1. 配信面が広い:複数のアドエクスチェンジやSSPにつながるため、1つのアドネットワークより多くのメディアに配信できる
  2. ユーザー単位で配信できる:属性・興味関心・自社サイトの訪問履歴などで、見せたい相手を絞り込める
  3. 入札が自動で最適化される:表示1回ごとに入札額が判断され、無駄な配信を抑えやすい
  4. 一元管理ができる:ディスプレイ・動画・音声などを1つの管理画面で比較し、予算を配分できる

特に、認知を広げたい新商品や、検討期間の長い商材(BtoB・不動産・高額商品など)では、検索広告と組み合わせることで効果を発揮しやすくなります。

DSPのデメリット

DSPのデメリットは、始めるまでのハードルが高く、成果を出すまでに運用の知識と一定の期間が必要なことです。

  • 最低出稿額が高い場合がある:たとえばAmazon DSPのマネージドサービスは、通常5万米ドルの最低出稿額が必要とされています※1
  • 運用に専門知識が必要:ターゲティング・入札・配信先の除外などの設定項目が多い
  • 直接のCVにつながりにくい:認知目的の配信は、クリックや申し込みにすぐ結びつかないことが多い
  • 配信先の品質管理が必要:意図しないサイトへの表示や広告詐欺(アドフラウド)のリスクがある

DSPは「設定すれば自動で成果が出るツール」ではありません。配信後も、配信先・入札・クリエイティブの見直しを続ける体制がないと、予算を消化するだけになりがちです。

社内に運用担当者がいない場合は、DSPの取り扱いがある広告代理店に相談するのが現実的です。

DSPが向いている企業・向いていない企業

DSPが向いているのは、月に一定以上の広告予算があり、認知拡大や検討層の育成まで含めて広告の成果を評価できる企業です。

向いている企業 検索広告の成果が頭打ちで、新しい顧客層に広げたい/動画やCTVなど複数の配信面をまとめて管理したい/自社の顧客データを広告に活かしたい
向いていない企業 月の広告予算が少なく、まずは検索広告で成果を出したい段階/短期間で申し込み数だけを増やしたい/配信後に改善する人手がない

 

判断に迷う場合は、まず検索広告とGoogle広告・Yahoo!広告のディスプレイ配信で成果の型を作り、「さらに配信面を広げたい」段階になってからDSPを検討する順番がおすすめです。

Yahoo!広告のディスプレイ広告の特徴は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:Yahoo!広告(リスティング・ディスプレイ)の種類と特徴は?Google広告との違いも解説

代表的なDSPの種類

DSPは、海外のプラットフォームが提供する「グローバル型」、日本の事業者が提供する「国内型」、ECなどの購買データを活用する「リテールメディア型」に大きく分けられます。自社の目的と予算に合うタイプから検討してください。

種類 代表的なサービス 特徴
グローバル型 Display & Video 360(Google)、The Trade Desk 配信面が広く、動画・CTV・音声などにも対応
国内型 MicroAd BLADE(マイクロアド)など 国内メディアの在庫や日本語でのサポートに強み
リテールメディア型 Amazon DSP ECサイトなどの購買データを活かしたターゲティング

 

※各サービスの機能・料金・利用条件は変わる可能性があるため、導入前に各社の公式情報や代理店で最新の条件を確認してください(2026年10月時点の編集部調べ)。

グローバル型のDSP

グローバル型のDSPは、世界中のアドエクスチェンジや動画・CTVの配信面とつながり、多くのチャネルをまとめて買い付けられるのが特徴です。

Googleの「Display & Video 360」は、予約型・プログラマティック・プログラマティックギャランティード(配信量を保証した自動取引)のキャンペーンを1か所で管理でき、自動入札などGoogleの機械学習も活用できます※4。

機能が豊富な分、設定項目も多くなります。多くの場合は、取り扱いのある広告代理店を通じて利用することになるため、代理店の運用実績もあわせて確認してください。

国内型のDSP

国内型のDSPは、日本の事業者が提供するDSPで、国内メディアの広告枠や日本語でのサポートを重視する広告主に選ばれています。

国内型を検討するときは、次の3点を確認すると比較しやすくなります。

  1. 主な配信先(ニュースサイト・アプリ・地域メディアなど)が自社のターゲットと合っているか
  2. 最低出稿額や手数料などの条件
  3. レポートの内容と、運用サポートの範囲

見積もりを取るときは、必ず2〜3社のDSP(または代理店)から同じ条件で提案を受け、配信先・手数料・最低出稿額を並べて比較してください。

リテールメディア型のDSP

リテールメディア型のDSPとは、ECサイトや小売企業が持つ購買データをもとに、購入意欲の高いユーザーへ広告を配信できるDSPです。

代表例のAmazon DSPは、Amazonで商品を販売しているかどうかに関係なく利用でき、ディスプレイ・動画・音声広告を購入できます※1。利用形態は、広告主自身が管理する「セルフサービス」と、Amazonが運用を支援する「マネージドサービス」の2種類です※1。

EC事業者やメーカーにとっては、「実際に商品を買う人」に近いデータで配信できる点が魅力です。一方で、最低出稿額や運用の難易度は利用形態によって大きく変わるため、事前に条件を確認してください。

各広告媒体の特徴を比較して、自社に合う配信先を検討したい方は、無料資料『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』もご活用ください。

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DSP広告の始め方【4ステップ】

DSP広告は、目的とKPIを決め、DSPと運用体制を選び、配信を準備してから、効果を測定して改善する4ステップで始めます。最初の目的設定があいまいだと、配信後に成果を判断できなくなります。

STEP1:目的とKPIを決める

最初のステップでは、DSP広告で「認知を広げる」のか「申し込みを増やす」のかを決め、目的に合った評価指標(KPI)を設定します。

認知拡大 表示回数・リーチ数・動画の視聴完了率・指名検索数の変化
比較検討の後押し サイト訪問数・資料請求ページの閲覧数・再訪問率
獲得(CV) CV数・CPA(1件あたりの獲得単価)・ビュースルーCV

 

目的によって見るべき数字がまったく異なるため、配信を始める前に「何の数字がいくらになれば成功か」を社内と代理店で文章にして合意しておいてください。

STEP2:DSPと運用体制を選ぶ

次のステップでは、目的・予算・配信したい面に合うDSPを選び、自社で運用するか代理店に任せるかを決めます。

  1. 月の予算と配信期間を決める(最低出稿額を満たせるかを確認)
  2. 配信したい面(Webサイト・アプリ・動画・CTVなど)を決める
  3. DSPの取り扱いがある代理店2〜3社に提案を依頼する
  4. 配信先・手数料・レポート内容・担当者の体制を比較して決める

DSPによっては、広告主が直接契約できず、代理店経由での利用が前提になっていることもあります。代理店の選び方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:リスティング広告代理店おすすめ17選を比較|費用相場・実績・失敗しない選び方まで

STEP3:ターゲティングとクリエイティブを準備する

配信の準備では、「誰に見せるか(ターゲティング)」と「何を見せるか(クリエイティブ)」をセットで設計します。

  • ターゲティング:属性・地域・興味関心・自社サイト訪問者(リターゲティング)・類似ユーザーなどから選ぶ
  • 計測の準備:自社サイトにDSPの計測タグやコンバージョンタグを設置する
  • クリエイティブ:バナーは複数サイズ、動画は冒頭数秒で伝わる構成で、2〜3パターン用意する

ターゲティングを最初から細かく絞りすぎると、配信量が少なくなり学習が進みません。最初はやや広めに設定し、配信データを見ながら絞り込むのが基本です。

STEP4:配信後の効果を測定し改善する

配信を始めたら、配信先・ターゲティング・クリエイティブごとの成果を定期的に確認し、効果の低いものを止めて予算を寄せていきます。

  1. 配信開始から1〜2週間:配信量と配信先を確認し、不適切なサイトを除外する
  2. 1か月後:クリエイティブ別・ターゲティング別の成果を比べ、配分を見直す
  3. 2〜3か月後:指名検索数や検索広告の成果の変化も含めて、DSPの効果を評価する

※期間は一般的な目安です。予算規模や商材によって調整してください。

複数の媒体のレポートをまとめて確認したい場合は、以下の記事で紹介しているツールも役立ちます。

関連記事:【比較表あり】広告レポート自動化ツールの選び方を代理店担当者が本気で考えたみた

DSPの費用相場と課金方式

DSPの費用は、「広告の配信費」「DSPの利用料・手数料」「代理店の運用手数料」で構成されます。課金方式と費用の目安を押さえておくと、見積もりを比べやすくなります。

DSPの課金方式

DSPの課金方式は、表示1,000回あたりで課金される「CPM課金」が中心で、DSPによってはクリック課金や動画の視聴課金を選べる場合もあります。

CPM課金(インプレッション課金) 広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する。認知目的の配信で使われる
CPC課金(クリック課金) 広告がクリックされたときに費用が発生する。サイトへの誘導を重視する場合に使われる
CPV課金(視聴課金) 動画広告が一定時間以上視聴されたときに費用が発生する

 

見積もりでは、単価だけでなく「その単価で、どの配信面に、どのくらい表示されるか」をあわせて確認してください。単価が安くても、質の低い配信面が中心では成果につながりません。

DSPの費用の目安

DSPの費用は、DSPの種類と利用形態によって大きく異なり、少額から始められるものから、数百万円規模の最低出稿額が必要なものまであります。

月の配信費 数十万円〜(一般的な目安。DSPごとの最低出稿額による)
代理店の運用手数料 広告費の20%前後(一般的な目安)
最低出稿額の例 Amazon DSPのマネージドサービスは通常5万米ドル(国によって異なる場合あり)。セルフサービスは管理手数料なし※1

 

DSPは配信データがたまるほど最適化が進むため、最低でも2〜3か月は継続できる予算を確保してから始めるのがおすすめです(一般的な目安)。

自社運用と代理店依頼の違い

DSPを自社で運用すると手数料を抑えられますが、設定や改善の知識と工数が必要になるため、多くの企業は代理店に運用を任せています。

項目 自社運用 代理店に依頼
費用 代理店手数料がかからない 運用手数料がかかる
必要な体制 DSPの知識がある担当者と運用時間 目的の共有と定期的な打ち合わせ
向いている企業 社内に広告運用チームがある 初めてDSPを使う/他の広告とまとめて改善したい

 

代理店に依頼するときは、DSPだけでなく、検索広告やSNS広告も含めて予算配分を提案してくれるかを確認すると、広告全体の成果を高めやすくなります。DSPを含む広告運用を代理店に任せた場合の支援内容を知りたい方は、無料資料『運用型広告サービス資料』もご活用ください。

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DSPでよくある失敗と対策

DSPでよくある失敗は、「直接のCVだけで評価する」「配信先の品質を確認しない」「Cookie規制の影響を考えていない」の3つです。始める前に対策を決めておくと、予算のムダを防げます。

直接CVだけで評価して止めてしまう

DSPでよくある失敗は、認知目的で配信したのに、検索広告と同じように「広告をクリックして申し込んだ数」だけで評価し、すぐに配信を止めてしまうことです。

DSPで広告を見たユーザーは、その場ではクリックせず、後日検索して申し込むことがよくあります。対策として、次の指標もあわせて確認してください。

  • ビュースルーCV(広告を見た後、一定期間内に発生したCV)
  • 配信期間中の指名検索数(社名・商品名での検索)の変化
  • 検索広告やSEO経由のCV数の変化

STEP1で決めたKPIで評価し、少なくとも2〜3か月は配信と改善を続けてから、継続するかどうかを判断してください。

配信先の品質を確認していない

DSPは多くのメディアに自動で配信されるため、配信先を確認しないと、ブランドイメージを損なうサイトへの表示や広告詐欺(アドフラウド)の被害を受けることがあります。

  1. 配信先レポートを定期的に確認し、不適切なサイト・アプリを除外する
  2. 配信してよいサイトだけに絞る「ホワイトリスト」や、除外する「ブラックリスト」を設定する
  3. DSPや第三者ツールのブランドセーフティ・不正対策の機能を活用する

アドフラウドの種類と対策は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:アドフラウドとは?不正の種類、対策方法、対策ツールをまとめて紹介

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Cookie規制の影響を考えていない

DSPのリターゲティングなどはCookieを使った仕組みが多いため、ブラウザのCookie規制によって配信量や計測の精度が下がることがあります。

Googleは2025年4月、ChromeでサードパーティCookieを廃止して代替機能を導入する計画を撤回し、ユーザーの選択に任せる現在の方式を維持すると発表しました※6。一方で、SafariのITP(トラッキング防止機能)のように、すでにサードパーティCookieを制限しているブラウザもあります。

Cookieに頼りすぎないよう、自社の顧客データ(ファーストパーティデータ)の活用や、コンテンツの内容に合わせて配信する「コンテキストターゲティング」も組み合わせておくことが大切です。

ITPが広告に与える影響と対策は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:ITP対応とは?WEB広告への影響と対策方法を解説

DSPに関するよくある質問

Q.DSPとGDN(Googleディスプレイネットワーク)は何が違いますか?

GDNはGoogleの提携メディアに配信するアドネットワークで、DSPは複数のアドエクスチェンジやSSPをまたいで広告枠を買い付ける仕組みです。

GDNはGoogle広告の管理画面から少額で始めやすい一方、配信先はGoogleのネットワークが中心です。DSPは配信面が広く、動画やCTVなども一元管理できますが、最低出稿額や運用の知識が必要な場合があります。

なお、Google広告のディスプレイキャンペーンは、2026年6月からデマンドジェネレーションキャンペーンへの移行が進められています※5。

Q.DSP広告は少額でも始められますか?

少額で始められるDSPもありますが、最低出稿額が設定されているDSPも多いため、事前に条件を確認する必要があります。

たとえばAmazon DSPでは、セルフサービスは管理手数料がかからない一方、マネージドサービスは通常5万米ドルの最低出稿額が必要とされています※1。

予算が限られている場合は、まずGoogle広告やYahoo!広告のディスプレイ配信で成果を確認し、その後にDSPを検討する方法もあります。

Q.DSPとSSPの違いを簡単に教えてください。

DSPは広告枠を買う広告主のための仕組みで、SSPは広告枠を売るメディアのための仕組みです。

ユーザーがページを開くと、SSPが広告枠を複数のDSPに提示し、DSPが入札します。最も条件のよい入札をしたDSPの広告が表示されます※2。

広告主が選んで契約するのはDSPで、SSPは「そのDSPがどのメディアに配信できるか」に関わる要素です。

Q.DSP広告はどのくらいで効果が出ますか?

配信データをもとに最適化が進むまで、一般的には2〜3か月程度を目安に評価するのがおすすめです。

配信開始直後は、配信先やターゲティングの調整が必要なため、成果が安定しにくい傾向があります。

認知目的の場合は、申し込み数だけでなく、指名検索数や検索広告の成果の変化もあわせて確認してください。

Q.DSP広告は自社で運用すべきですか?代理店に任せるべきですか?

社内にDSPの運用経験がある担当者がいなければ、まずは代理店に任せ、運用のノウハウを共有してもらう方法が現実的です。

DSPは設定項目が多く、配信先の除外や入札の調整など、成果を出すには継続的な改善が必要です。DSPによっては、代理店経由での利用が前提となっている場合もあります。

自社に合う広告の進め方に迷う場合は、デジマ部の無料相談で、現在の広告の状況や予算をもとに、DSPを含めた媒体の選び方を整理することもできます。

まとめ|DSPとは「ユーザー単位で広告枠を自動で買い付ける仕組み」。目的とKPIを決めてから導入しよう

DSPとは、広告主が複数のメディアの広告枠を、狙ったユーザーに合わせてリアルタイムに自動で購入できる広告配信プラットフォームです。メディア側のSSPとRTBでつながり、表示1回ごとに入札が行われます。

配信面が広く、ユーザー単位で効率よく配信できるのがメリットです。一方で、最低出稿額や運用の専門性が必要になるため、自社の予算と体制に合うかを見極めることが大切です。

導入後は、直接のCVだけで評価せず、配信先の品質管理やCookie規制への備えもあわせて進めましょう。

実行順序は、①DSPの目的とKPIを決める→②2〜3社から同じ条件で提案を受けてDSPと運用体制を選ぶ→③ターゲティング・計測タグ・クリエイティブを準備する→④2〜3か月かけて配信先と配分を改善しながら評価する、の4段階です。この記事で紹介した方法を参考に、できることから実践してみてください。

DSPを含む広告運用にお悩みなら『デジマ部』の無料相談をご活用ください

「DSPを提案されたが、自社の予算で効果が出るのかわからない」「検索広告の成果が頭打ちで、次に何をすべきか迷っている」「ディスプレイ広告の仕様変更にどう対応すればよいかわからない」といったお悩みは、現在の配信データを見ないと判断しにくいものです。

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株式会社シードは、アフィリエイト広告・運用型広告・SNS広告・純広告・AIO・SEO対策から、HP/LP制作・LPO・ECサイト構築までを手がけるWebマーケティング会社です。

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【出典】

※上記以外の数値は業界で一般的に使われている目安値であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。

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