【比較表あり】広告レポート自動化ツールの選び方を代理店担当者が本気で考えたみた

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公開日:2023.04.17 / 最終更新日:2024.09.18


「広告レポートの作成に時間がかかる」
「手作業でレポートを作成しているからミスが発生してしまう」
「複数の広告媒体のデータを分析するのが大変」

こんな悩みを抱えているマーケティング担当者や広告代理店担当者は多いのではないでしょうか?

この記事では、広告レポートツールの選び方について、広告代理店である弊社が比較表を用いて詳細に紹介していきます。

機能別、料金別の比較表に加えて、モデルプランごとの料金まで算出していますので、レポートツール選びで参考になること間違いなし!

ぜひ最後までご覧ください!

広告レポートツールが必要な理由

まずはじめに、広告レポートツールが必要な理由を再確認してみましょう。

大きく2つの理由が考えられます。

・レポート作成の簡略化
・広告データの一元管理ができる

レポート作成の簡略化

複数の広告媒体に広告を出稿していると、レポート作成に多くの手間と時間がかかります。

 例えば1つの広告媒体のレポート作成に30分かかっているとして、合計5媒体に広告出稿していると、レポート作成に毎月150分(2時間30分)の時間がかかることになります。
仮に週次でレポート作成の必要がある場合には、1ヶ月で600分(10時間)もの時間がかかる計算になります。

これが仮に広告代理店の場合には、さらに数十から数百案件の広告が随時配信されていますので、レポート作成だけで膨大な時間が割く必要があります。

だからこそ、レポートツールを導入することで、今までかかっていたレポートの作成時間をゼロに近い水準まで減らすことができるのです。

広告データの一元管理ができる

広告レポートツールを導入することで、複数の広告媒体の広告データを1つの管理画面で管理できるようになります。

レポートツールを導入していない場合には、例えばクリエイティブごとの成果を見極めようと思うと、各広告媒体の管理画面からクリエイティブごとのデータをエクスポートし、そのデータを結合してから分析する必要があります。

ですが、広告レポートツールを導入すれば、クリエイティブごとのデータも1つの管理画面で確認できるようになり、効果検証作業が非常に早くなります。

また、クリエイティブだけではなく、さまざまなデータを横断的に分析できるようになるため、広告配信の検証・分析がスムーズに進められるようになります。

広告レポートを自動化する方法

marketing automation

広告レポートを自動化する方法としては、主に以下の3つがあります。

・各広告媒体の自動レポート機能
・Looker Studio(旧Googleデータポータル)
・広告レポートツール

広告媒体が少ないうちは各広告媒体の自動レポート機能やLooker Studioで事足りるかもしれませんが、広告媒体数が複数ある場合には広告レポートツールを導入した方がいいでしょう。

各広告媒体の自動レポート機能

例えばGoogle広告でしたら、事前定義レポートを設定することで、定期的に自動でレポートデータをエクスポートするように設定することができます。

以下の画像は、Google広告の自動レポートの設定画面です。

Google以外の広告媒体でも同様の機能はありますが、あくまでその広告媒体の中でのデータしか自動化できず、複数の広告媒体のデータを結合した形でのレポート作成はできません。

Google広告

Looker Studio(旧Googleデータポータル)

Looker Studio(旧Googleデータポータル)を使用すれば、Google広告やGoogleアナリティックス等のGoogleサービスに関するレポートを自動化することができます。

Google広告のみしか広告出稿していないのでしたら、Looker Studioを導入するだけでレポートの自動化は完了します。

ですが、Yahoo!広告やFacebook広告などのGoogle広告以外の広告媒体のレポートデータを自動化するためには、広告レポートツールを利用する必要があります。

Looker Studio

広告レポートツール

広告レポートツールは、複数の広告媒体をまたいだ形で自動的にレポートを作成することができます。

Google広告だけ、Yahoo!広告だけ、といった出稿方法でしたら広告レポートツールは不要かもしれませんが、2媒体以上に出稿するのでしたら、広告レポートツールの導入を検討してもいいでしょう。

広告レポートツールのメリット

  • レポート作成にかかる手間と時間を削減できる
  • ミスの削減
  • データ分析がしやすい
  • レポートの共有がしやすい
  • 便利なオプション機能がついていることがある例

レポート作成にかかる手間と時間を削減できる

自分でレポートを作ったことがある人ならおわかりだと思いますが、複数の広告媒体の管理画面からデータをエクスポートし、そのデータを集計する作業には手間と時間がかかります。

また、作成したレポートにミスがないようにWチェックを行う会社も多いことでしょう。

データの貼り付け作業ほどではないですが、Wチェック作業にも相応の時間がかかります。

広告レポートツールを導入することで、こういった作業からは完全に解放され、本来時間を割くべきPDCAの方に時間を割けるようになるでしょう。

ミスの削減

人の手で広告レポートを作成するからには、「ミス」は避けられません。

人の手で作業をしている以上、データの貼り付けミスや関数の間違いなどを完全に防ぐことは困難です。

ですが、広告レポートツールでしたら、一度設定しまえばあとは自動でレポートが作成されるため、ミスが発生することはありません。

データ分析がしやすい

広告レポートツールでは、複数の広告媒体をまたいでさまざまな観点からデータ分析を行うことができます。

例えばクリエイティブ別のデータはもちろん、曜日別、日別、時間帯別、性別・年齢別など、いろいろな観点からデータ分析が行えるようになります。

こういった作業を人の手で行おうとすると、その都度各広告媒体の管理画面からデータをエクスポートしてくる必要があり、分析の準備をするだけで無駄な時間がかかってしまいます。

思い立ったらすぐにデータ分析できることは、大きなメリットといえるでしょう。

レポートの共有がしやすい

広告レポートツールの中には、Looker Studioなどにレポートデータを連携できるものが多いです。

例えばLooker Studioとデータ連携を行い、Looker Studioのデータを外部と共有すれば、リアルタイムで外部にレポート報告ができるようになります。 

広告主の場合には上司に、広告代理店の場合にはクライアントである広告主にリアルタイムで配信結果を報告できます。

レポートデータの共有がしやすい点も、広告レポートツールの大きなメリットです。

便利なオプション機能がついていることがある

各広告レポートツールの中には、独自のオプション機能を備えているものが多くあります。

例えば、予算管理機能がついたレポートツールを導入すれば、広告の予算管理もレポートツールを使って自動化することができます。

導入予定のツールに自社の求める機能がついていないかしっかりと確認しましょう。

広告レポートツールのデメリット

  • 初期設定に手間と時間がかかる
  • 使いこなすまでに時間がかかる
  • 全ての機能を使いこなせない可能性がある
  • 管理画面が増えてしまう
  • 対応していない広告媒体があると不便例

初期設定に手間と時間がかかる

いざ広告レポートツールを導入しても、初期設定をしないことにはレポート作成は開始されません。

複数の広告媒体に出稿している場合には、各広告媒体ごとにレポートツールと連携作業が必要なため、初期設定に手間と時間がかかります。

また、広告レポートツールには基本的なレポートフォーマットは用意されていますが、レポートに盛り込みたい内容は導入する各社によって異なるはずですので、レポートフォーマットを自社専用にカスタマイズする必要もあるでしょう。

使いこなすまでに時間がかかる

広告レポートツールの導入を進めた担当者でしたら、レポートツールを導入する時点である程度ツールの操作には慣れていると思いますが、実際にツールの管理画面に触れるのは現場にいる各担当者です。

各担当者に対して新しく導入したレポートツールのレクチャーが必要になるでしょう。

また、社内の運用ルールをを決める必要もありますので、導入してから安定稼働するまでに時間がかかるといえます。

全ての機能を使いこなせない可能性がある

レポートツールにはさまざまな機能がついているため、せっかく導入してもすべての機能を使いこなせない可能性があります。

せっかく高価なツールを導入しても、その機能を使いこなせなかったら本末転倒です。

自社にとって本当に必要な機能を絞り込んでから、ツールの導入を進めましょう。

管理画面が増えてしまう

広告レポートツールはたしかに便利ですが、広告レポートツールを導入することで管理画面が1つ増えることになります。

特に自社で複数のBIツールを導入している場合には、管理画面の数がどんどん増えていってしまい、結果的に使いこなせないおそれがあります。

対応していない広告媒体があると不便

導入した広告レポートツールに、希望する広告媒体が対応していない場合には注意が必要です。

広告レポートツールのデータのインポート機能がある場合には、対応していない広告媒体のデータ(CSV等)を取り込むことでデータを反映させることができます。

ですが、「自動化」を目的にツールを導入したと考えると、本末転倒であるといわざるを得ません。

仮にレポートツールがデータインポートに対応していない場合には、対応していない広告媒体のデータと、レポートツールのデータをExcelなどを使って統合する必要があります。
また、Looker Studio上でデータを統合することも不可能ではありませんが、専門的な知識が不可欠です。

レポートツールを導入する際には、自社に必要な広告媒体が対応しているか必ず確認しましょう。

また、将来的に広告媒体を増やす予定がある場合には、その広告媒体が対応しているかも確認しましょう。

特に注意が必要なのがアフィリエイト広告です。
主要なアフィリエイトASPに対応しているレポートツールはいくつかありますが、マイナーなASPには対応していないことがほとんどですので注意しましょう。

広告レポートツール選びの4つのポイント

ここからは広告レポートツール選びのポイントを4つ紹介していきます。

・【ポイント1】希望する広告媒体は連携可能か
・【ポイント2】分析したい切り口でデータ表示できるか
・【ポイント3】希望するデータ出力は可能か
・【ポイント4】料金体系は自社に合うものか

こちらは弊社が実際に広告レポートツールを導入する際に重視したポイントですので、参考になると思います。

なお、各社で無料トライアルを実施していますので、一通りの機能が使えるか確認してから導入すると間違いが少ないです。

【ポイント1】希望する広告媒体は連携可能か

広告レポートツールを導入する上で最も大切なのが、自社の希望する広告媒体が対応しているかどうかです。

また、今度新しく広告媒体を増やす予定がある場合には、その媒体に対応しているかどうかを確認しましょう。

なお、対応していない広告媒体があっても、新たに対応することがありますので、あきらめないでツール会社に確認してみましょう。

【ポイント2】分析したい切り口でデータを表示できるか

例えばクリエイティブ別や地域別でデータを分析したい場合には、その切り口でデータを表示できるか確認しましょう。

なお、弊社で実際にあった事例ですが、アフィリエイト広告の基本的なデータ(表示回数やクリック数、CV数など)の表示には対応していても、メディアごとのデータが表示できないツールもありました。

データの切り口についてはよく確認しましょう。

【ポイント3】希望するデータ出力は可能か

例えばLooker Studioでレポートデータを出力する必要がある場合には、Looker Studioの出力に対応しているか確認しましょう。

特に最近ではLooker Studioを使用してレポートを行う会社が多いため、自社でExcelなどで済ませている場合にも、将来を見越してLooker Studioに対応しているツールを導入することも視野に入れましょう。

【ポイント4】料金体系は自社に合うものか

ここまで3つのポイントを説明してきましたが、以上の条件を満たすツールをピックアップした上で、料金体系が自社に合ったものを選びましょう。

こうすれば、納得のいくツールが見つかるはずです。

【比較表あり】広告レポートツールを機能と料金で比較

ここからは、弊社が広告レポートツールの導入を検討した際に使用した、ツール会社5社の比較表を公開します!

機能別と料金別にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

機能別の比較表

まずはじめに、機能別の比較表です。

ツール名 対応する広告媒体 データ分析 データ出力
Google Yahoo! Facebook X LINE TikTok Criteo アフィリエイト(※1) GA4 クリエイティブ別 Looker
Studio
Google
スプレッドシート
Excel 管理画面
共有
アドレポ ×
ATOM ×
Databeat A8.net
ValueCommerce
アクセストレード
JANet
afb
Rentracks
Lisket × × × × × ×
glu A8.net
ValueCommerce
アクセストレード
JANet
afb
Zucks Affiliate
Smart-C
×

(作成日:2023年4月1日、更新日:2024年7月23日)

Google広告やYahoo!広告などの運用型広告では、5社の間にそれほど多くの違いはありませんでした。

一方、アフィリエイト広告では、対応しているツールが完全にわかれ、Databeatとgluしか対応していません。

また、クリエイティブ別のデータ分析には5社とも対応していました。

データ出力の観点では、LisketがExcelのみにしか対応しておらず、弱いことがわかります。

料金別の比較表

続けて料金別の比較表です。

ツール名 初期費用 月額費用 データベース費用 最低
契約期間
アドレポ ¥0 ※広告アカウント数
・〜20アカウント:¥70,000
・〜100アカウント:¥100,000
・〜250アカウント:¥200,000
10URL:¥30,000
(¥3,000/URL)
3ヶ月
ATOM ¥100,000 ※広告運用金額
・〜1,000万円:¥50,000
・1,000万円〜2億円:
広告運用金額×0.5%(上限70万円)
6ヶ月
Databeat ¥0 ※以下2つの中から好きな方を選択
(最低保障3万円)
・広告アカウント数×300円
・広告運用金額×0.3%
目安:
広告運用金額¥1,000万/月
→¥3,000/月
(Google Cloud Platform代)
なし
Lisket ¥0 ・〜100アカウント:¥20,000
・〜200アカウント:¥40,000
なし
glu 下表参照 不明

(作成日:2023年4月1日、更新日:2024年7月23日)

料金別で見てみると、Lisketが初期費用0円、月額費用が最低2万円と格安であることがわかります。

機能としては絞られていますが、料金だけでいうとLisketが圧勝といえるでしょう。

また、アドレポとDatabeatについては、初期費用・月額費用とは別にデータベース費用が別にかかりますので注意しましょう。

最後に、各社最低契約期間を設けていますので頭の片隅に入れておきましょう。

なお、gluは料金体系が少し複雑なため、以下の表に別にまとめました。

【gluの料金表】

プラン名 初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
Liteプラン(〜20アカウント) ¥0 10アカウントまで:¥30,000
20アカウントまで:¥60,000
初月のみ¥100,000
不明
Standardプラン(〜50アカウント) ¥300,000 ¥100,000
Advancedプラン(〜250アカウント) ¥300,000 ¥150,000
glu Premiumプラン(600アカウント〜) ¥300,000 ¥250,000

(作成日:2023年4月1日、更新日:2024年7月23日)

【モデルケースで見る】広告レポートツールの実際の料金は?

各広告レポートツールの特徴や料金体系はわかりましたが、実際に自社で導入した場合にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?

ここからは「広告主」の場合と「代理店」の場合の2つにわけて料金を試算してみましょう。

【ケース1】広告主の場合:月間総額100万円で5媒体に出稿

広告主として月間総額100万円の予算で5媒体に広告出稿しているケースでは、初期費用は0〜10万円、月額費用は2万円〜7万円程度で収まることがわかります。

アドレポ ATOM Databeat Lisket glu
初期費用 ¥0 ¥100,000 ¥0 ¥0 ¥0
月額費用 ¥70,000 ¥50,000 ¥30,000(※1) ¥20,000 ¥30,000(※2 ※3)

(※1)別途Google Cloud Platform料金が発生(〜3,000円程度)
(※2)Liteプランにて計算
(※3)初月のみ¥100,000発生

初期費用はATOMを除く4社が無料、月額費用は各社の間で大きな開きはありませんでした。

単純に機能や使いやすさでツールを選定して問題ないでしょう。

【ケース2】代理店の場合:月間総額5,000万円で50媒体に出稿

続けて代理店として月間総額5,000万円の予算で50媒体に広告出稿しているケースを考えてみましょう。

広告媒体数が多かったり広告予算が大きかったりすると、各社の料金も上がる傾向にありました。

アドレポ ATOM Databeat Lisket glu
初期費用 ¥0 ¥100,000 ¥0 ¥0 ¥300,000
月額費用 ¥100,000 ¥250,000(※1) ¥30,000(※2) ¥20,000 ¥300,000(※3)

(※1)5,000万円*0.5/100
(※2)別途Google Cloud Platform料金が発生(〜3,000円程度)
(※3)Standardプランにて計算

初期費用は0〜30万円、月額費用は2万円〜30万円と各社によって大きな開きがありました。

Lisketは機能が絞られている分、初期費用が無料、月額費用が2万円と破格の安さでした。

また、豊富な機能を備えているDatabeatについても、初期費用無料、月額費用が3万円(別途Google Cloud Platform料金が発生)とかなり格安でした。

【徹底比較】広告レポートツールのおすすめは?

ここからは、弊社のおすすめする広告レポートツールを厳選してご紹介します。

アドレポ

アドレポは、株式会社イルグルムが提供する広告レポートツールです。

Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告等の複数の広告媒体に対応していることはもちろん、さまざまな観点からデータ分析が可能な万能ツールです。

料金体系は以下のようになります。

初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
¥0 ※広告アカウント数
〜20アカウント:¥70,000(¥3,500/アカウント)
〜100アカウント:¥100,000(¥1,000/アカウント)
〜250アカウント:¥200,000(¥800/アカウント)
10URL:¥30,000(¥3,000/URL) 3ヶ月

決して割安な価格ではありませんが、それをカバーする十分な機能と実績を誇るレポートツールだといえるでしょう。

なお、別途データベース費用がかかりますのでお忘れのないように。

 

 

ATOM

ATOMはSO Technologies株式会社の提供するレポートツールです。

アドレポと同じく多様な機能を備え、業界シェアNo.1の企業です。

ほとんどの広告媒体に対応していますが、TikTokl広告とアフィリエイト広告に対応していない点には注意が必要です。

初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
¥100,000 ※広告運用金額
〜1,000万円:¥50,000
1,000万円〜2億円:広告運用金額×0.5%(上限70万円)
6ヶ月

 

 

Databeat

Databeatはアジト株式会社の提供するレポートツールです。

アドレポやATOMと同じように基本的な機能を全て備えていることはもちろん、アフィリエイト広告を含む複数の媒体に対応しているツールです。

特にアフィリエイト広告に対応しているツールは、今回比較した5社の中でDatabeatとgluの2社だけでした。

初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
¥0 ※以下2つの中から好きな方を選択、最低保障3万円
広告アカウント数×300円
広告運用金額×0.3%
目安:広告運用金額¥1,000万/月の場合
→¥3,000/月
※Google Cloud Platform代として
なし

特徴的なのがその料金体系。

広告アカウント数と広告運用金額のいずれか好きな方の料金を選択することができます。

対応している広告媒体数と機能に比べ、その料金は非常に割安です。

コスパの非常に高いレポートツールといえるでしょう。

なお、別途データベース費用がかかりますので注意しましょう。

 

 

Lisket

Lisketは株式会社カルテットコミュニケーションズが提供するレポートツールです。

基本的な広告媒体には一通り対応していますが、 Criteoやアフィリエイト広告には対応していません。

また、データ出力先として Looker StudioやGoogleスプレッドシートが対応していないためExcelでのデータ出力になることに注意しましょう。

初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
¥0 〜100アカウント:¥20,000(¥200/アカウント)
〜200アカウント:¥40,000(¥200/アカウント)
なし

料金体系としては初期費用が無料、月額費用は2万円〜とかなり格安であることがわかります。

アドレポやATOMなどと比較すると機能は絞られますが、その分料金は割安に抑えられているため、費用を抑えたい企業におすすめです。

 

 

glu

gluは、アタラ合同会社が提供するレポートツールです。

幅広い広告媒体に対応していることはもちろん、アフィリエイト広告においても複数のASPに対応しています。

また、データ出力先も Looker StudioやGoogleスプレッドシートなどに対応しており、日常使用で困ることはないでしょう。

プラン名 初期費用 月額費用 データベース費用 最低契約期間
Liteプラン(〜20アカウント) ¥0 10アカウントまで:¥30,000
20アカウントまで:¥60,000
初月のみ¥100,000
不明
Standardプラン(〜50アカウント) ¥300,000 ¥100,000
Advancedプラン(〜250アカウント) ¥300,000 ¥150,000
glu Premiumプラン(600アカウント〜) ¥300,000 ¥250,000

料金体系は4つに分かれています。

Liteプランは非常に手頃な料金ですが、Standardプラン以上になると料金が一気に跳ね上がります。

自社がどの料金プランに当てはまるのか確認して導入を検討しましょう。

 

 

ADXIA(アドシア)

ADXIAは、今回ご紹介したレポート機能はありませんが、Web広告の中でもアフィリエイト広告の運用効率化を目的としたSaaS型マーケティング支援ツールです。

アフィリエイトサイトのリストアップと管理を行う「メディアリクルーティング機能」と、リスティング広告の不正出稿を監視・検知する「リスティング違反チェック機能」を備えています。

メディアリクルーティング機能は、キーワードごとにSEO上位ページ及びリスティング広告出稿ページをリストアップし、リストアップしたWebページ内のアフィリエイトリンクの有無、アフィリエイトリンクがある場合には、どのアフィリエイトASPの計測リンクで掲載されているかを自動で分析します。

リスティング違反チェック機能は、任意に指定したキーワードにおけるリスティング広告の出稿を監視します。

リスティング違反チェック機能を有するアフィリエイトツールは多いですが、メディアリクルーティング機能を有するツールはほとんどありませんので、アフィリエイト運用で課題を感じている場合には、導入を検討してみるといいでしょう。

 

AI総研

こちらもWebレポートツールとは少し異なりますが、業務効率化系のサービスを紹介します。

株式会社メタバース総研は、企業様のAI活用の戦略立案から開発・運用まで一貫したサポートを提供しています。

幅広い業界・テーマでの多数の支援を通じ培った知見を基に、AI総研独自のメソッドを構築し、企業様に合わせたオーダーメイドの支援を行っています。

 

 

まとめ

この記事では、5社の広告レポートツールを紹介してきました。

レポートツールは一度導入したら長く使い続けるものですので、対応する広告媒体と必要な機能、料金体系をしっかりと比較し、納得の上導入しましょう。

なお、各社無料トライアルを2週間程度設けていますので、興味のあるツールを絞り込んだら無料トライアルを利用して使用感を確認しましょう。

この記事が広告レポートツール選びの参考になったら幸いです!

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