アドネットワークとは?種類・一覧・費用と始め方5ステップを解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

公開日:2026.10.19 / 最終更新日:2026.10.16


Web広告の出稿を検討するなかで「アドネットワークとは何か」「DSPやSSPと何が違うのか」「どのアドネットワークを使えばよいのか」がわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

アドネットワークは、DSP・SSP・アドエクスチェンジなど似た用語が多く、仕組みが見えにくい分野です。また、国内の主要サービスも入れ替わっています。2024年には長く使われてきたアドネットワークの「nend」がサービスを終了しました。2025年にはGoogleがPrivacy Sandboxの主要技術の提供終了を発表するなど、計測やターゲティングの前提も変わり続けています。

この記事では、アドネットワークの仕組み・DSPやSSPとの違い・種類・主要サービス・費用・始め方を、2026年10月時点の情報をもとに広告主の立場から解説します。

自社がアドネットワークを使うべきか、どのサービスから始め、どんなリスクに備えればよいかを判断できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

本記事のまとめ:アドネットワーク

アドネットワークとは? アドネットワークの定義
アドネットワークの仕組み
アドネットワークが生まれた背景
DSP・SSP・アドエクスチェンジなどとの違い アドネットワーク・アドエクスチェンジ・DSP・SSPの比較
純広告・アフィリエイト・リスティング広告との違い
アドネットワークの種類 配信面による分類
運営形態・媒体の質による分類
主要なアドネットワーク一覧 広告主が出稿できる主なアドネットワーク
サービスを終了・統合したアドネットワークに注意
アドネットワークのメリット・デメリット 広告主にとってのメリット
デメリットと3つのリスク
アドネットワークの費用と課金形態 主な課金形態
費用の目安と予算の決め方
アドネットワークの選び方と始め方 アドネットワークを選ぶ4つの基準
出稿までの5ステップ
2026年のCookie事情と計測の考え方

 

広告運用の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:ディスプレイ広告を含む運用代行がわかる
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google・Yahoo!・SNSを比較

運用型広告の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で運用改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:運用型広告の運用代行サービスの概要資料
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google/Yahoo!/Meta/LINE等を比較

アドネットワークとは?

アドネットワークとは、多数のWebサイトやアプリの広告枠を束ねてネットワーク化し、広告主がまとめて広告を配信できるようにした仕組みです。LINEヤフー for Businessでも、オンライン上の多数の広告枠をつなげたネットワークと説明されています※1。

ここでは、アドネットワークの定義と仕組み、そして登場した背景を整理します。

アドネットワークの定義

アドネットワーク(Ad Network)とは、複数のWebサイトやアプリの広告枠を集めて1つのネットワークにし、広告主が一括で広告を配信できるようにした広告配信の仕組みです。

広告主から見ると、媒体ごとに個別の契約や入稿をしなくても、1つの管理画面から多数の媒体に広告を出せます。媒体社(Webサイトやアプリの運営者)から見ると、自分で広告主を探さなくても広告枠を収益化できます。

代表例は、GoogleのGDN(Googleディスプレイネットワーク)やLINEヤフーのLINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)です。Googleはディスプレイ広告について、3,500万のウェブサイトとアプリに加え、YouTubeやGmailにも配信できるとしています※2。

アドネットワークの仕組み

アドネットワークは、「広告主」「アドネットワーク事業者」「媒体社」の3者で成り立ち、ユーザーがページを開くたびに条件に合う広告を自動で表示します。基本的な流れは次のとおりです。

  1. 媒体社が、自社サイトやアプリの広告枠をアドネットワークに登録する
  2. 広告主が、アドネットワークに広告素材・予算・ターゲティング条件を登録する
  3. ユーザーが媒体のページを開くと、アドネットワークが条件に合う広告を選んで表示する
  4. クリックや表示回数に応じて広告主が費用を支払い、その一部が媒体社に分配される

広告主は媒体ごとに素材を作り分ける必要がありません。1つの素材と1つの管理画面で、多数の媒体への配信・効果測定・予算管理がまとめてできるのが、アドネットワークの基本的な価値です。

アドネットワークが生まれた背景

アドネットワークは、媒体ごとに個別に枠を買う「純広告」の手間と、中小サイトの広告枠が売れ残る問題を解決するために生まれました。

インターネット広告の初期は、広告主や代理店が媒体社と個別に交渉し、期間と掲載位置を決めて枠を買う純広告が中心でした。この方法では、広告主は媒体ごとに契約や入稿、効果測定を行う必要がありました。また、個人ブログなど規模の小さい媒体は、広告主と直接取引する機会がほとんどありませんでした。

アドネットワークによって多数の媒体を束ねて売れるようになったことで、広告主は少額から多くの媒体へ配信でき、小規模な媒体も広告収入を得られるようになりました。

DSP・SSP・アドエクスチェンジなどとの違い

アドネットワークは「広告枠の集まり」、アドエクスチェンジは「複数のアドネットワークや媒体の枠を取引する市場」です。DSPは「広告主が複数の枠をまとめて買うためのツール」、SSPは「媒体社が枠を高く売るためのツール」です。役割の違いを押さえると、代理店の提案内容も理解しやすくなります。

アドネットワーク・アドエクスチェンジ・DSP・SSPの比較

アドネットワーク・アドエクスチェンジ・DSP・SSPの違いは、「誰のための仕組みか」と「何を取引するか」で整理するとわかりやすくなります。

名称 主な利用者 役割
アドネットワーク 広告主・媒体社 複数媒体の広告枠を束ね、一括で配信できるようにする
アドエクスチェンジ DSP・SSP・アドネットワーク 複数のアドネットワークや媒体の広告枠を、入札で売買する取引市場
DSP 広告主・代理店 複数のアドネットワーク・アドエクスチェンジを横断し、条件に合う枠をリアルタイム入札で買う
SSP 媒体社 自社の広告枠を複数の買い手に出し、収益が最大になるように売る

 

LINEヤフー for Businessでは、DSPを複数のアドネットワークを横断して広告配信するためのツールと説明しています※1。月の広告費が数十万円規模までなら、まずGDNやLINEヤフー広告などのアドネットワークで十分で、DSPは配信量や細かなデータ活用が必要になってから検討するのが現実的です。

純広告・アフィリエイト・リスティング広告との違い

アドネットワークと他のWeb広告の違いは、「どこに表示されるか」と「いつ費用が発生するか」に表れます。

広告 表示される場所 費用が発生するタイミング
アドネットワーク ネットワークに参加する多数の媒体 クリック・表示など
純広告 契約した特定の媒体の特定の枠 掲載期間・表示回数の保証など
アフィリエイト広告 ASPに登録したメディア・ブログ 購入・申込などの成果発生時
リスティング広告 検索エンジンの検索結果 主にクリック時

 

アフィリエイトは、メディアが自ら記事などで紹介する成果報酬型の広告です。アドネットワークのように広告枠へ自動で配信される仕組みとは性質が異なります。検索広告とディスプレイ広告の違いは、以下の記事でも詳しく比較しています。

関連記事:リスティング広告とディスプレイ広告の違いは?特徴・表示位置等を徹底比較!

関連記事:【企業出稿向け】アフィリエイトASPおすすめ27選比較!初期費用・月額料金の相場

アドネットワークの種類

アドネットワークは、「どこに配信するか(配信面)」と「どんな媒体が集まっているか(運営形態・媒体の質)」の2つの軸で分類できます。自社の目的に合う種類を選ぶことが、広告費の無駄を減らす第一歩です。

配信面による分類

配信面による分類とは、アドネットワークを「Webサイト向け」「スマートフォンアプリ向け」「動画向け」など、広告が表示される場所で分ける考え方です。

  • Webサイト向け:ニュース・ブログ・情報サイトの広告枠に、バナーやテキスト広告を配信する
  • アプリ向け:ゲームやツールなどのアプリ内に、バナー・全画面・動画リワード広告などを配信する
  • 動画向け:動画コンテンツの前後や途中、記事内の動画枠に動画広告を配信する

アプリのインストールを増やしたいならアプリ向け、Webサイトへの誘導が目的ならWebサイト向けというように、獲得したい行動が起きる場所に近い配信面を選ぶのが基本です。

運営形態・媒体の質による分類

運営形態による分類とは、アドネットワークを「大手プラットフォームが運営するもの」と「独立系の事業者が運営するもの」、「厳選した大手媒体を集めたもの」と「中小媒体を幅広く集めたもの」に分ける考え方です。

プラットフォーム運営型 GoogleやLINEヤフー、Metaなどが運営。自社サービスの面と提携媒体の両方に配信でき、ターゲティングに自社データを活用できる
独立系 広告専業の事業者が運営。アプリや特定ジャンルに強いなど特色がある
プレミアム型 大手メディアを中心に集めた型。ブランドイメージを守りやすいが単価は高め
ロングテール型 個人ブログなど中小媒体まで幅広く集めた型。単価は低めだが配信先の質にばらつきがある

 

ブランドイメージを重視する商材は、プレミアム型や配信先を除外・指定できるネットワークを選び、獲得単価を重視する商材はロングテール型も含めて幅広く配信するのが使い分けの目安です。

主要なアドネットワーク一覧

2026年10月時点で、国内の広告主が使う主なアドネットワークは、Google・LINEヤフー・Metaのプラットフォーム運営型と、アプリに強い独立系です。一方で、サービスを終了したり、他のサービスに統合されたりしたものもあるため、古い情報には注意が必要です。

広告主が出稿できる主なアドネットワーク

国内の広告主がまず検討すべきアドネットワークは、配信規模とターゲティングのデータが大きいGoogle・LINEヤフー・Metaの3つです。代表的なサービスは次のとおりです。

名称(運営) 主な配信面 特徴
GDN(Google) 提携Webサイト・アプリ・YouTube・Gmail 配信規模が大きく、Googleのデータを使ったターゲティングが可能※2
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(LINEヤフー) Yahoo! JAPAN・LINEの各サービス面と提携媒体 Yahoo! JAPANのトップページなど国内の利用者が多い面に配信できる※1
Meta Audience Network(Meta) Meta提携のアプリ Facebook・Instagramの広告と同じターゲティングで外部アプリに配信を広げられる
i-mobile Ad Network(アイモバイル) PC・スマートフォンのWebとアプリ 2020年に動画広告の「maio」を統合し、ディスプレイ・ネイティブ・動画を扱う※4

 

GDNとLINEヤフー広告は、検索広告と同じ管理画面で運用できます。すでに検索広告を出している企業なら、追加の契約なしで始められるのが利点です。Yahoo!広告のディスプレイ広告の特徴は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:Yahoo!広告(リスティング・ディスプレイ)の種類と特徴は?Google広告との違いも解説

サービスを終了・統合したアドネットワークに注意

アドネットワークは入れ替わりが早く、数年前の比較記事で紹介されているサービスが、すでに終了・統合されていることがあります。

  • nend(ファンコミュニケーションズ):2010年に始まったスマートフォン向けアドネットワーク。2024年3月29日にサービスを終了※3
  • maio(アイモバイル):動画広告プラットフォーム。2020年にi-mobile Ad Networkへ統合※4
  • Googleのディスプレイキャンペーン:GDNへの配信自体は続くが、2026年6月からデマンドジェネレーションへの移行が始まった※6

代理店や比較記事でアドネットワークを選ぶときは、公式サイトでサービスが現在も提供されているか、新規の広告主を受け付けているかを必ず確認してください。

アドネットワークのメリット・デメリット

アドネットワークのメリットは「少ない手間と予算で、多くの媒体に広告を届けられること」です。デメリットは「配信先を完全には管理できず、不正な表示やブランドを傷つける掲載のリスクがあること」です。

広告主にとってのメリット

広告主にとってのメリットは、個別に契約しなくても多数の媒体に広告を出せて、効果測定や予算管理を1か所でまとめて行える点です※1。

  • 一括配信:1つの素材と管理画面で、多数の媒体に広告を出せる
  • 少額から始められる:多くの運用型アドネットワークには最低出稿額の定めがなく、1日数百円から配信できる
  • ターゲティング:年齢・興味関心・地域・サイトの内容・過去の訪問履歴などで配信先を絞れる
  • データの一元管理:媒体をまたいだ成果を同じ指標で比較できる

特に、サイトを一度訪れたユーザーに再び広告を出すリマーケティングは、少ない予算でも成果を確認しやすい使い方です。

デメリットと3つのリスク

アドネットワークのデメリットは、配信先が多いぶん管理が行き届きにくく、「アドフラウド」「ブランドセーフティ」「重複配信」の3つのリスクがある点です。

アドフラウド 機械的なクリックや見えない位置への表示など、不正な表示・クリックに費用が発生する
ブランドセーフティ 不適切なサイトや自社のイメージに合わないページに広告が表示される
重複配信 複数のネットワークを使うと、同じユーザーに同じ広告が何度も表示される※1

 

配信先を一度も確認しないまま運用を続けると、クリックは多いのに成果が出ない「誤クリック・不正クリック」に予算が流れ続けることがあります。

対策として、配信開始から2週間後と1か月後に配信先のレポートを確認し、費用が多く成果のない媒体を除外してください。複数のネットワークを使う場合は、表示回数の上限(フリークエンシーキャップ)を設定します。アドフラウドの種類と対策ツールは、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:アドフラウドとは?不正の種類、対策方法、対策ツールをまとめて紹介

不正なクリックや表示への具体的な対策を知りたい方は、無料資料『不正対策マニュアル』もご活用ください。

【アフィリエイトの不正対策マニュアル】を無料公開中!

  • アフィリエイト広告の不正行為を放置すると、本来支払う必要のない無駄な広告費が膨らむだけでなく、不適切な転売や値崩れによってブランド価値を損なう重大なリスクに繋がります。こちらのガイドでは、リスティング違反や自己アフィリエイトといった具体的な不正手口のメカニズムから、無駄なコストを徹底排除するために今すぐ実施すべき7つの主要な対策までをわかりやすく解説しています。マーケターやアフィリエイト担当者はもちろん、経営層にとっても今後の戦略立案に役立つ必読のガイドです。

    資料は無料ダウンロード可能ですので、ぜひお気軽にダウンロードください。

アドネットワークの費用と課金形態

アドネットワークの費用は、クリック課金・表示課金・成果課金などの課金形態と、1日あたりの予算で決まります。運用型のアドネットワークの多くは最低出稿額がなく、少額から始められます。

主な課金形態

アドネットワークの課金形態は、クリックで費用が発生する「CPC」、表示回数で発生する「CPM」、成果で発生する「CPA」の3つが基本です。

CPC(クリック課金) 広告がクリックされたときに費用が発生。サイトへの誘導や獲得が目的のときに向く
CPM(表示課金) 広告が1,000回表示されるごとに費用が発生。認知拡大が目的のときに向く
vCPM(視認可能な表示課金) 画面に実際に表示された回数をもとに費用が発生
CPA(成果課金)・目標CPA コンバージョンを基準に費用を管理。運用型では「目標CPA」を指定して自動入札させる形が一般的

 

「サイトに来てほしい」ならCPC、「名前を覚えてほしい」ならCPMと、広告を見た人に取ってほしい行動から課金形態を選ぶと判断を誤りにくくなります。

費用の目安と予算の決め方

アドネットワークの単価は、一般的に検索広告より低く、クリック単価は数十円〜100円前後になるケースが多いとされます。ただし、業種・ターゲティング・競合状況によって大きく変わります。

クリック単価(CPC) 数十円〜100円前後
リマーケティング中心の月額予算 月5万円前後〜
新規獲得も狙う月額予算 月20万円前後〜
運用代行手数料 広告費の20%前後
バナー制作費 1点あたり1万〜3万円程度

 

※上記はいずれも業界で一般的に使われている目安であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。

予算は、「目標CPA×月に必要なコンバージョン数」で月額を出し、日予算に割り戻して設定します。たとえば目標CPA1万円で月20件なら、月20万円・1日約6,700円が目安です。最初の1か月はその50〜70%から始め、成果を見ながら引き上げると、学習が進む前に予算を使い切る失敗を防げます。

アドネットワークとSNS広告・検索広告の費用感や配信面をまとめて比較したい方は、無料資料『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』もご活用ください。

広告媒体の選定に迷ったら!「各広告媒体の特徴とメリット・デメリット」

  • 運用型広告における各広告媒体の特徴とメリット・デメリット
  • 運用型広告の各媒体の特徴とメリット・デメリットを費用面、配信面から分析し、わかりやすく解説しています。
    広告媒体の選定に最適な資料となっています。
    資料は無料ダウンロード可能ですので、ぜひお気軽にダウンロードください。

アドネットワークの選び方と始め方

アドネットワークは、「目的に合う配信面があるか」「配信先を管理できるか」「計測できるか」「運用の手間に見合うか」の4つで選び、計測準備から始めるのが基本です。2026年の計測環境の変化もあわせて押さえておきましょう。

アドネットワークを選ぶ4つの基準

アドネットワークを選ぶときは、知名度や単価の安さではなく、「目的に合う配信面」「配信先の管理機能」「計測のしやすさ」「運用の手間」の4つを確認します。

  1. 配信面:ターゲットが日常的に使うサイト・アプリに配信できるか
  2. 配信先の管理:配信先のレポートを確認でき、媒体やカテゴリを除外できるか
  3. 計測:自社サイトのコンバージョンを計測でき、成果をもとに自動入札できるか
  4. 運用の手間:既存の検索広告と同じ管理画面で運用できるか

迷った場合は、検索広告と同じ管理画面で運用でき、配信先の除外もしやすいGDNかLINEヤフー広告から始めるのがおすすめです。

出稿までの5ステップ

アドネットワークへの出稿は、「目的とKPIの決定」から「配信後の検証」までの5ステップで進めます。

  1. 目的とKPIを決める:認知・サイト訪問・問い合わせ・購入のどれを増やすかを1つに絞る
  2. 計測を整える:広告タグとコンバージョン計測を設置し、テスト送信で計上を確認する
  3. アカウントを作り、配信設定をする:予算・地域・ターゲティング・除外設定を行う
  4. 広告素材を入稿する:画像の比率違いを含めて最低4点程度を用意する
  5. 2週間後に検証する:配信先・素材・ターゲティングごとの成果を見て、悪いものを除外・差し替える

最初はリマーケティングから配信を始め、成果が確認できてから新規ユーザー向けのターゲティングに広げると、少ない予算でも失敗しにくくなります。

配信面を自動で広げるGoogleのキャンペーンについては、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:Google広告のP-MAXキャンペーンとは?設定方法から効果を最大化する運用のコツまで解説

2026年のCookie事情と計測の考え方

2026年時点では、ChromeのサードパーティCookieはユーザーが選択する方式のまま維持されており、Googleは2025年10月にPrivacy Sandboxの主要技術の提供終了を発表しています※5。

Googleの発表では、Topics・Protected Audience・Attribution Reportingなどの提供を終了します。一方、CHIPS・FedCM・Private State Tokensは引き続きサポートされます※5。ただし、SafariのITPなど他のブラウザによる制限は続いているため、Cookieだけに頼った計測では成果を取りこぼす状況は変わっていません。

対策としては、次の3つが現実的です。

  • 自社ドメインで計測できるタグ設定(ファーストパーティCookie)を整える
  • 問い合わせ・購入データを広告プラットフォームに連携する機能(拡張コンバージョンなど)を検討する
  • 管理画面の数値と社内の問い合わせ台帳を毎月突き合わせる

ブラウザのCookie規制が広告計測に与える影響は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:ITP対応とは?WEB広告への影響と対策方法を解説

アドネットワークに関するよくある質問

Q.アドネットワークの具体例には何がありますか?

代表例は、GoogleのGDN、LINEヤフーのLINEヤフー広告 ディスプレイ広告、MetaのMeta Audience Network、アイモバイルのi-mobile Ad Networkです。

GDNとLINEヤフー広告は検索広告と同じ管理画面で運用でき、国内の利用者が多い面に配信できるため、多くの企業にとって最初の選択肢になります。

スマートフォン向けアドネットワークの「nend」は2024年3月29日にサービスを終了しています※3。古い比較記事の情報には注意してください。

Q.アドネットワークとDSPの違いは何ですか?

アドネットワークは「広告枠の集まり」、DSPは「複数のアドネットワークやアドエクスチェンジを横断して広告枠を買うためのツール」です。

アドネットワークは1つのネットワーク内の枠に配信します。一方、DSPは複数のネットワークの枠からリアルタイム入札で条件に合うものを選んで買います※1。

配信量やデータ活用の幅はDSPのほうが広がりますが、運用の難易度と最低出稿額も上がる傾向があります。まずはアドネットワークで成果を確認するのが現実的です。

Q.アドネットワークとアドエクスチェンジの違いは何ですか?

アドネットワークは特定の事業者が束ねた広告枠の集まりで、アドエクスチェンジは複数のアドネットワークや媒体の枠を入札で売買する取引市場です。

アドネットワークが「1つの店」だとすると、アドエクスチェンジは複数の店の商品が並ぶ「市場」にあたります。DSPやSSPは、この市場で売買するためのツールです。

広告主が直接アドエクスチェンジを使うことは少なく、通常はDSPや代理店を通じて利用します。

Q.アドネットワーク広告は月いくらから始められますか?

GDNやLINEヤフー広告などの運用型アドネットワークには最低出稿額の定めがなく、1日数百円から配信できます。

ただし、予算が少なすぎると配信量が足りず、成果を判断できないまま期間が過ぎてしまいます。一般的な目安として、リマーケティング中心なら月5万円前後、新規獲得も狙うなら月20万円前後を見込むとよいでしょう。

代理店に依頼する場合は、広告費とは別に運用代行手数料(広告費の20%前後が目安)やバナー制作費がかかります。

Q.アドネットワーク広告の運用は自社で行うべきですか?外注すべきですか?

1つのアドネットワークでリマーケティングを少額から試す段階なら自社運用、複数のネットワークやDSPを組み合わせる段階なら外注を検討するのが目安です。

アドネットワークの運用では、配信先の除外、素材の差し替え、アドフラウドやブランドセーフティへの対策、計測環境の整備など、継続的な作業が発生します。担当者が他業務と兼任していると、設定したまま放置されやすくなります。

判断に迷う場合は、デジマ部の無料相談で現在の広告運用の状況や予算をお伺いし、どのアドネットワークから始めるべきか、自社運用と外注のどちらが合うかを整理することもできます。

まとめ|アドネットワークは「目的に合う配信面」を選び、配信先の管理と計測をセットで始めよう

アドネットワークとは、複数のWebサイトやアプリの広告枠を束ね、広告主が一括で配信できるようにした仕組みです。DSPは複数のネットワークを横断して枠を買うツール、SSPは媒体社が枠を売るツールという違いがあります。

国内の広告主がまず検討すべきなのは、GDNやLINEヤフー広告などのプラットフォーム運営型のアドネットワークです。nendのように終了したサービスもあるため、選ぶときは現在の提供状況を必ず確認してください。

少額から多くの媒体に配信できる一方、アドフラウドやブランドセーフティのリスクがあるため、配信先の定期的な確認と除外が欠かせません。Cookieに頼りすぎない計測環境の整備も成果を左右します。

実行順序は、①目的とKPIを決めて計測を整える→②GDNかLINEヤフー広告でリマーケティングから始める→③2週間ごとに配信先と素材を見直す→④成果が安定したら新規向けの配信やDSPへ広げる、の4段階です。この記事で紹介した方法を参考に、できることから実践してみてください。

アドネットワーク広告にお悩みなら『デジマ部』の無料相談をご活用ください

「どのアドネットワークを使えばよいかわからない」「ディスプレイ広告を出しているが成果につながっているか判断できない」「不正なクリックや不適切な掲載が心配」といったお悩みは、配信状況のデータを見ないと判断しにくいものです。

『デジマ部』を運営する株式会社シードでは、Google広告・Yahoo!広告のディスプレイ広告を含む運用型広告の運用代行を行っています。無料相談では、貴社の商材・目標・予算をお伺いし、使うべきアドネットワークと、配信先の管理・計測で優先すべき対策を整理します。

相談後には、自社で進める場合の手順や、外注する場合の費用感が明確になります。サービス内容は「リスティング広告運用代行」のページでもご紹介しています。

『デジマ部』が選ばれる理由

運用型広告とWeb制作をまたぐ専門性

株式会社シードは、アフィリエイト広告・運用型広告・SNS広告・純広告・AIO・SEO対策から、HP/LP制作・LPO・ECサイト構築までを手がけるWebマーケティング会社です。

公式サイトでは、14年以上のリスティング広告代行実績を持ち、Yahoo!広告の正規代理店とGoogle認定パートナーであることを公表しています。アドネットワークだけでなく、純広告やアフィリエイト広告との使い分けまで含めて提案できる点が強みです。

広告からLP改善まで一貫したサポート体制

アドネットワークで集めたユーザーを成果につなげるには、広告運用とLP・サイトの改善をセットで進める必要があります。シードでは、広告運用に加えてLP制作やLPOまで社内で対応しています。

売上目標や目標CPAを共有したうえで、定期的な打ち合わせを通じて改善策をご提案します。「クリックは集まるのに問い合わせが増えない」といった課題にも、広告とサイトの両面から取り組めます。

無料相談については「デジマ部の無料相談・お問い合わせ」で詳しく紹介しています。

広告運用の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:ディスプレイ広告を含む運用代行がわかる
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google・Yahoo!・SNSを比較

運用型広告の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で運用改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:運用型広告の運用代行サービスの概要資料
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google/Yahoo!/Meta/LINE等を比較

【出典】

※上記以外の数値は業界で一般的に使われている目安値であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
トップに戻る