「アフィリエイト広告の成果が伸び悩んでいる」
「アフィリエイト広告で成果を伸ばす方法が分からない…」
こんな悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか?
アフィリエイト広告で成果を伸ばすためには、メディア開拓、メディア強化、強化施策を地道に実行し続けることが重要です。
この記事では、アフィリエイト広告の運用代行で17年の実績を誇る弊社シードが、アフィリエイト広告の運用事例を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
【事例1】パソコンEC 売り上げ:約4倍に
まず最初に取り上げる事例が、パソコンメーカーA社のパソコンECサイトのアフィリエイト広告です。
A社は知名度の高いパソコンメーカーです。
複数のWebマーケティングの施策の中心として、アフィリエイト広告を利用しています。
【運用代行前】社内工数過多が課題に
弊社でアフィリエイト広告の運用代行を行う前までは、自社で全ての運用業務を実施していたA社。
新規メディアの提携審査や発生した注文の承認作業等、社内スタッフだけではとても手が回らないため、アフィリエイト広告の運用代行先として弊社にお声がけいただきました。
弊社で運用代行を開始してからは、A社の社内工数削減を実現しつつ、A社では手が回らなかった有力メディアの開拓やメディアごとの個別交渉も丁寧に実施することにより売り上げを大幅に拡大させることに成功しました。
【運用代行後】売り上げが約4倍に
弊社にて運用代行を開始してから売り上げが伸び始め、約4倍以上に拡大することができました。
ここからは、弊社が実際にどのような運用を行なったか詳細に紹介します。
弊社では主に以下4つの施策を実施しました。
- ASPに依存しないメディア開拓
- 既存メディアの定点観測
- 新製品の実機レビューの実施
- 有力YouTuberの開拓
【施策1】ASPに依存しないメディア開拓
一般的なアフィリエイト広告運用では、新規のメディアを開拓する作業は、アフィリエイトASPに一任することが多いです。
ですが、ASPに任せきりですとなかなかメディアの開拓が進まないことも多いため、広告主自ら有力なメディアを開拓する必要があります。
A社の場合でも、弊社自ら有力メディアの一覧をリストアップし、直接アプローチを実施しました。
また、弊社では複数のアフィリエイト広告を運用しているため、別の案件でつながっている有力なメディアに声がけし、A社の広告掲載の打診を進めました。
その結果、短期間のうちに広告掲載サイトを増やすことに成功しました。
加えて、有力メディアには新発売のパソコンの実機レビューをお願いするなど、メディアごとに個別対応を継続的に実施しました。
【ポイント】
・アフィリエイトASPに依存しないメディア開拓を実施
・メディアごとに個別対応を行うことで良質な記事を作成
【施策2】既存メディアの定点観測
有力メディアの発生状況や広告掲載状況をレポートにまとめ定点観測しました。
また、GoogleのSEOアルゴリズム変更によるメディアの掲載順位の変化や他社の施策状況を常にチェックし、外部要因に変化がないか常に目を光らせました。
メディアの掲載状況、業界トレンド、他社の動向などを常にチェックすることで、先手先手でアクションを実行できるようにしています。
・有力メディアの発生状況や掲載状況を定点観測
・SEOアルゴリズムや競合他社の動向をチェック
【施策3】新製品の実機レビューの実施
新製品が登場するたびに、メディアに対して実機を使ったレビューを積極的に実施しました。
メディアにパソコンの実機をレンタルし、実際に使用した様子や感想をレビュー記事でまとめてもらいます。
実機レビューを実施することで、信頼性の高い高品質な記事の作成を実現可能です。
・新製品の実機レビューを積極的に実施
【施策4】有力YouTuberの開拓
SEOメディアだけではなく、YouTuberの開拓も積極的に実施しました。
パソコンに特化した有力YouTuberと交渉し、固定費用と成果報酬を支払う代わりに毎月定期的に動画をアップいただく運用を行いました。
実機レビューも行い、実際にパソコンを使用した様子を動画で投稿することで、ユーザー訴求の強い動画の作成に努めました。
・有力YouTuberと提携
ここにあげた4つ以外にもさまざまな施策を実施することで、A社の売り上げは順調に伸びていき、売り上げ約4倍を達成することができました。
アフィリエイト広告で成果を伸ばすためには、きめ細かい対応が不可欠だといえます。
【事例2】マッチングサイト 新規登録数:約1,500件/月→約7,500件/月
続けての事例が、大手マッチングサイトB社の事例です。
【運用代行前】会員獲得数の伸び悩み
B社は自社でアフィリエイト広告の運用を行なっていましたが、新規メディアの開拓が思うように進まず、アフィリエイト広告経由の会員獲得数が伸び悩んでいました。
そこで、弊社にお声がけをいただき、アフィリエイト広告の運用代行を行うことになりました。
【運用代行後】会員獲得数が4倍以上に増加
弊社でアフィリエイト運用代行を開始してから、新規メディアの開拓とメディアごとの個別交渉を積極的に行った結果、もともと月間約1,500件だった発生件数を約7,500件と5倍程度まで伸ばすことに成功しました。
弊社で実施した主な施策はこちらの3つです。
- 有力メディアとの直接交渉
- リクルーティングキーワードの拡大
- ITP対応の実施
【施策1】有力メディアとの直接交渉
B社の場合、ある程度メディアの開拓が進んでいたため、まずは発生件数上位の有力メディアと直接交渉を行い、メディアごとに施策を実施しました。
例えば、B社のサービスを紹介する独占記事の作成などです。
必要に応じて通常報酬よりも高い特別報酬(特単)を設定しました。
また、無料会員登録から有料会員登録への引き上げ率や課金額をメディア毎に確認し、LTV(ライフタイムバリュー)に応じて個別に特別報酬を設定するなど、LTVの高いメディアを優先的に強化することで、質の高いユーザーの獲得を実現しました。
・すでに成果の発生している有力メディアと個別交渉を行う
・メディア毎にLTVを計測し強化を行うことで獲得ユーザーの質を向上
【施策2】リクルーティングキーワードの拡大
新規のメディアを開拓することを「リクルーティング」といいますが、リクルーティングのもととなるキーワードを拡大することで、今まで開拓できなかったメディアの開拓を行いました。
例えば「マッチングサイト おすすめ」といったキーワードで表示されるメディアの開拓はある程度進んでいましたので、新たに「シンパパ」「シンママ」といった切り口でのロングテールキーワードでのリクルーティングを行いました。
また、新しくつながったメディアと直接交渉を行い、広告掲載面の充実を図りました。
・リクルーティングキーワードの拡大による新規メディアの開拓
【施策3】ITP対応の実施
ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、iPhoneのSafariブラウザに搭載されているCookieを使ったトラッキングを防止する機能のことをいいます。
ITP対応を行わないと、アフィリエイト広告経由の成果計測に漏れが生じるため、メディアにとっての機会損失が生じ、B社の広告掲載が円滑に進まない恐れがありました。
そのため、ITP対応を早急に進めました。
・アフィリエイト広告を行うならITP対応は必須
B社のようにある程度メディアの開拓が進んでいる場合には、まずは最優先で既存のメディアの強化を行い、それから新規リクルーティングを進めると効率的に成果を伸ばすことができます。
【事例3】オーガニック化粧品EC 注文金額:約80万円/月→約950万円/月
最後の事例は、オーガニック化粧品を販売するC社の事例です。
【運用代行前】売り上げの頭打ち
C社も自社でアフィリエイト広告の運用を行なっていましたが、運用がうまくいかず売り上げが伸び悩んでいました。
そんな折、弊社に相談いただき、運用代行を行うことになりました。
【運用代行後】半年で売り上げが11倍に拡大
弊社で運用代行を開始してから6ヶ月で、もともと月間80万円程度だったアフィリエイト広告経由の売り上げが約12倍の950万円まで拡大しました。
弊社では主に4つの施策を実施しました。
- 商品提供の実施
- 女性ブロガーへのリクルーティング
- 有力美容メディアへのアプローチ
- ブロガー座談会の開催
【施策1】商品提供の実施
化粧品関連のアフィリエイト広告では、実際の使用感や効果などをユーザーに体感してもらうことが非常に大切です。
そこで、新規で提携したメディアに対して積極的に商品提供を実施しました。
メディアに実際に商品を使用いただき、そのレビュー記事を書いてもらうことで質の高い記事の作成につなげました。
・商品提供を行うことで質の高い記事を作成
【施策2】女性ブロガーへのリクルーティング
C社の主なターゲットは女性でしたので、女性ブロガーを中心にリクルーティングを実施しました。
弊社で継続的にリクルーティングを行った結果、運用代行開始時に約6,000サイトだった提携サイト数が約14,000サイトまで拡大しています。
提携メディア数が増えることはもちろん大切ですが、それ以上に商品と親和性の高いメディアとつながることが大切です。
・商品と親和性の高いメディアにリクルーティングを行う
【施策3】有力な美容メディアへのアプローチ
美容ジャンルでSEO上位に位置するメディアをリストアップし、個別交渉を実施しました。
例えば特別報酬のみで掲載が進められるか、毎月の掲載固定費が必要か、細かに交渉を行い、C社と連携しながら実施可否の判断を行いました。
・美容ジャンルの有力メディアとの個別交渉を行う
【施策4】ブロガー座談会の開催
メディアを運営するブロガーを座談会形式で集め、実際に商品を使ってみたり、C社の担当者から商品の特徴を直接説明してもらう場を設けました。
座談会を実施することで、質の高い記事が拡散することにつながり、CVR(成約率)の向上が期待できます。
また、メディア側の執筆意欲も湧くため、有効な手段だといえます。
・座談会を実施する
【注意点】
美容系商材に関しては、現在では、美容ブロガーがGoogle等の検索エンジンで上位表示され難くなっているため、アドアフィリエイトと言われる手法を中心に運用を行っていく必要があります。
アフィリエイト広告で成果を出すためのポイント
ここまで弊社で実際に運用しているアフィリエイト広告の事例を3つ紹介してきました。
3つの事例に共通していえることですが、アフィリエイト広告で成果を出す上では、以下4つのポイントが欠かせません。
- アフィリエイトASP任せにしない
- 新規リクルーティングを徹底的に行う
- 既存有力メデイアの強化を行う
- 強化施策を行う
ここからは4つのポイントを深掘りして説明します。
アフィリエイトASP任せにしない
アフィリエイト広告で成果を伸ばす上では、ASPに頼り切るのではなく、広告主自らアクションを実施することが不可欠です。
弊社の運用事例でもそうでしたが、直接メディアのリクルーティングを行なったり、有力メディアと交渉を行ったりと、きめ細かい対応を行うことが大切です。
新規リクルーティングを徹底的に行う
アフィリエイト広告で成果を上げるためには、まずは広告掲載を行う親和性の高いメディアの数を増やす必要があります。
そのために、新規リクルーティングを積極的に行いましょう。
自社の見込み客が検索するであろうキーワードをピックアップし、そのキーワードで表示されるメディアに1メディアずつアプローチを行なっていきます。
既存有力メデイアの強化を行う
広告掲載しているメディアから成果が上がっている場合には、そのメディアと直接交渉を行い、自社の広告の強化ができないか確認しましょう。
必要に応じて特別報酬を設定します。
強化施策を行う
例えば一定期間成果報酬をアップする「報酬アップキャンペーン」を実施して新規メディアの提携を増やすキャンペーンを行ったり、インフルエンサーを使ったInstagram投稿を行ったりと、期間限定のキャンペーンなどを行うことでアフィリエイト全体の発生件数を底上げすることも重要です。
新規リクルーティング、既存有力メディア強化、強化施策を複合的に実施することで、アフィリエイト広告の成果を効率的に伸ばすことができます。
【広告主様必見!】アフィリエイト広告のノウハウ大公開!出稿費用、定型業務、売上を上げる施策導入までの流れ
まとめ
今回はアフィリエイト広告の事例を3つ紹介してきました。
アフィリエイト広告で成果を上げるためには、アフィリエイトASP任せにしない、新規リクルーティングを徹底的に行う、既存有力メデイアの強化を行う、強化施策を行う、この4つのポイントが非常に大切です。
ぜひ自社のアフィリエイト広告運用に取り入れてみてください。
ですが、「具体的に何をしたらいいか分からない」「社内リソースが足りない」といった悩みを抱えている会社様も多いと思います。
そんな時は、アフィリエイト広告の運用代行で17年の実績を誇る弊社にお気軽にご相談ください。
今回取り上げた事例以外にもさまざまな業種で実績がございますので、幅広い広告主の売上向上、工数削減に貢献できると考えています。