GDNとは?仕組み・費用・始め方の5ステップを徹底解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

公開日:2026.10.16 / 最終更新日:2026.10.24


Google広告でディスプレイ広告を始めたいものの、「GDNとは何か」「どこに表示され、費用はいくらかかるのか」がつかめずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

GDN(Googleディスプレイネットワーク)は配信面もターゲティングも選択肢が多く、全体像をつかむ前に設定を始めると予算だけが減りがちです。さらに2026年6月からは、ディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーションへ移す動きが始まり、運用方法そのものが変わりつつあります。

この記事では、GDNの仕組み・配信面・ターゲティング・費用相場から、2026年のデマンドジェネレーション統合の注意点まで、Google公式情報をもとに解説します。

GDNを自社で始めるべきか、どの順番で設定し、何を見て改善すればよいかを判断できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

本記事のまとめ:GDN

GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは? GDNの定義と仕組み
GDNの主な配信面
検索広告・YDAとの違い
【2026年最新】GDNとデマンドジェネレーションの統合 統合のスケジュール
移行で使えなくなる機能・変わる機能
移行ツールを使うときの注意点
GDNのメリット・デメリット GDNのメリット
GDNのデメリット
GDNのターゲティングの種類 「人」で絞るオーディエンスターゲティング
「場所・内容」で絞るコンテンツターゲティング
最適化されたターゲティング
GDNの広告フォーマットと入稿規定 レスポンシブディスプレイ広告
アップロード型のイメージ広告
GDNの費用相場と課金方式 課金方式と入札戦略
費用の目安
月額予算の決め方
GDNの始め方【5ステップ】 STEP1:目的を決めてコンバージョン計測を整える
STEP2:キャンペーンを作成する
STEP3:ターゲティングと予算を設定する
STEP4:広告を作成する
STEP5:配信後2週間で検証する
GDNでよくある失敗と成果を出すポイント 失敗1:コンバージョン計測の不備
失敗2:配信面を確認せず予算を消化する
失敗3:クリック直後の成果だけで評価する

 

運用型広告の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で運用改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:運用型広告の運用代行サービスの概要資料
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google/Yahoo!/Meta/LINE等を比較

GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは?

GDNとは、Google広告のディスプレイ広告を掲載できるWebサイト・アプリ・Google所有サービスのネットワークの総称です。検索結果ではなく、ユーザーがニュースサイトやアプリ、YouTubeなどを見ている場面で画像・動画・テキストの広告を表示できます。

ここでは、GDNの仕組みと配信面、よく比較される検索広告・Yahoo!広告との違いを整理します。

GDNの定義と仕組み

GDN(Google Display Network)とは、Google広告と提携するWebサイトやアプリ、YouTube・GmailなどのGoogleサービスに広告を配信できるネットワークです。媒体側がGoogleに広告枠を提供し、広告主は媒体を1つずつ契約しなくても、まとめて配信できます。

規模について、Googleの公式ヘルプでは「3,500万のウェブサイトとアプリ」※1、「300万を超えるウェブサイトとアプリ」で「世界のオンラインユーザーの90%超」※2など、ページによって異なる数値が示されています。いずれにしても数百万サイト以上に届く、国内最大級の配信網と理解しておけば十分です。

配信の流れは次のとおりです。

  1. 広告主が画像・見出し・説明文などの素材(アセット)を登録する
  2. ターゲティング条件(人・内容・場所)と入札単価を設定する
  3. ユーザーがページを開くたびにオークションが行われ、条件に合う広告が表示される
  4. クリックまたは表示回数に応じて費用が発生する

GDNの主な配信面

GDNの配信面は、提携Webサイト・アプリ・YouTube・Gmailの4つに大きく分かれます。Googleはディスプレイキャンペーンについて、数百万のサイトやアプリに加え、YouTubeやGmailにも表示できると説明しています※1。

提携Webサイト ニュース・ブログ・グルメ・天気など、Googleの広告枠を設置した大小さまざまなサイト
アプリ Googleの広告枠を持つスマートフォンアプリ(ゲーム・ツール系など)
YouTube 動画の周辺や一覧に表示されるディスプレイ枠
Gmail 受信トレイのタブ上部などに表示される広告

 

配信先が広い反面、アプリ面では誤タップによるクリックが発生しやすい点に注意が必要です。配信先は管理画面の「広告が表示された場所」レポートで確認できるため、成果の低い面は除外していきます。

検索広告・YDAとの違い

検索広告が「すでに探している人」に表示されるのに対し、GDNは「まだ探していない人」にも表示できる広告です。Googleも、ディスプレイネットワークは購買サイクルのより早い段階で注意を引けると説明しています※1。

項目 GDN Google検索広告 YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)
表示場所 提携サイト・アプリ・YouTube・Gmail Google検索結果 Yahoo! JAPANの各面・提携サイトなど
主な対象 潜在層・再訪問者 顕在層 潜在層・再訪問者
広告形式 画像・動画・テキスト テキスト中心 画像・動画・テキスト
向いている目的 認知拡大・リマーケティング 問い合わせ・購入の獲得 Yahoo!利用者への認知・再訪促進

 

予算が限られる場合は、検索広告で顕在層を押さえたうえで、取りこぼした層にGDNを重ねる順番が失敗しにくい進め方です。GDNとYDAは利用者層が一部重なるため、まずGDN単独で成果を確認してからYDAへ広げるかを判断します。

検索広告とディスプレイ広告の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:リスティング広告とディスプレイ広告の違いは?特徴・表示位置等を徹底比較!

関連記事:Yahoo!広告(リスティング・ディスプレイ)の種類と特徴は?Google広告との違いも解説

【2026年最新】GDNとデマンドジェネレーションの統合

結論から言うと、GDNという配信面はなくならず、GDNへ配信するための「キャンペーンの種類」がデマンドジェネレーションに一本化されます。Googleは、ディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーション内の「Googleディスプレイネットワーク」として統合すると公表しています※2※3。

これからGDNを始める方も、すでに運用中の方も、2026年10月時点の公式情報をもとに変更点を押さえておきましょう。

統合のスケジュール

デマンドジェネレーション(Demand Gen)とは、YouTube・Discover・Gmail・マップ・GDNに画像や動画の広告をまとめて配信できるGoogle広告のキャンペーンタイプです。GDN単独での配信も、チャネル設定で引き続き選べます※3。

2025年3月〜4月 デマンドジェネレーションにチャネル選択機能が追加され、GDNのイメージ広告枠にも配信可能に※2
2026年6月 移行ツールの段階的な提供開始。対象の広告主は既存キャンペーンを任意で移行できる※2※3
今後(時期は順次案内) 新規作成はデマンドジェネレーション内のみに。残った対象キャンペーンは自動移行※3

 

これから新しくGDNを始めるなら、最初からデマンドジェネレーションで「GDNのみ」に配信する設計にしておくと、後から移行する手間がかかりません。

移行で使えなくなる機能・変わる機能

移行後のデマンドジェネレーションでは、手動の個別クリック単価や入札単価調整など、従来のディスプレイ広告で使えた一部機能が対象外になります。Googleのヘルプで示されている主な違いは次のとおりです※3。

使えなくなる入札 個別クリック単価(代替:目標クリック単価)
視認範囲のインプレッション課金(代替:クリック数の最大化)
コンバージョンに対するお支払い(代替:目標コンバージョン単価)
入札単価調整・季節性の調整・ポートフォリオ入札
使えなくなるターゲティング 組み合わせオーディエンス
世帯収入・子供の有無の厳密な指定(ヒント扱いになる)
ユーザー属性以外の「モニタリング」設定
新たに使える機能 類似セグメント
カルーセル広告・多様な動画広告
Discover・マップへの配信
注意が必要な形式 HTML5のアップロード広告は2026年後半に対応予定
ビジネスロゴの登録が必須

 

手動入札で面ごとに単価を調整してきたアカウントほど、移行後は自動入札を前提にした運用へ組み替える必要があります。繁忙期の直前に移行すると、成果が安定する前に需要の山を迎えるため、時期の選び方が重要です。

移行ツールを使うときの注意点

移行ツールとは、既存のディスプレイ広告キャンペーンの設定と直近42日分の実績をデマンドジェネレーションへ引き継ぐ機能です。Googleによると、学習期間がおよそ1〜2日に短縮され、ゼロからの立ち上げを避けられます※3。

移行したキャンペーンは元のディスプレイ広告キャンペーンに戻せません。また、広告は新規作成扱いとなり、改めて審査を受けます※3。

移行前には、次の5点を確認しておくと安心です。

  1. 配信面別・クリエイティブ別のレポートをエクスポートして保存する
  2. ロゴ未登録のキャンペーンに正式なロゴを用意する(未登録だと仮の画像が入る)
  3. リードフォームや共有予算など、移行ツールが非対応の設定を外す
  4. コンバージョンリフトなどの効果測定を実施中なら、終了後に移行する
  5. 移行後の入札変更は±15%以内にとどめ、変更の間隔を1週間あける(Googleの推奨)

元のキャンペーンは「削除済み」になりますが、レポート用のデータは最大5年間アカウントに残ります※3。

GDNのメリット・デメリット

GDNの最大のメリットは「検索されていない需要」に低い単価で接触できること、最大のデメリットは「成果が見えにくく、配信面の管理に手間がかかること」です。両方を把握したうえで、自社の目的に合うかを判断しましょう。

GDNのメリット

GDNのメリットは、潜在層への認知拡大と、サイト訪問者への再アプローチを1つの仕組みで行える点です。主なメリットは次の4つです。

  • 圧倒的なリーチ:数百万以上のサイト・アプリとYouTube・Gmailに配信できる※1※2
  • 潜在層への接触:まだ検索していない段階のユーザーに商品を知ってもらえる
  • リマーケティング:一度サイトを訪れた人に再度広告を表示し、比較検討中の離脱を防げる
  • 視覚的な訴求:画像や動画で商品の使用イメージを伝えられる

Googleは、デマンドジェネレーションなどにディスプレイ広告を加えた広告主で、コンバージョン数が平均16%増加したという社内データも公表しています(米国の広告主が対象)※2。

GDNのデメリット

GDNのデメリットは、検索広告に比べてクリック後のコンバージョン率が低くなりやすく、配信面の品質管理が必要な点です。具体的には次のような課題があります。

  • 購買意欲がまだ低い層に表示されるため、クリック直後の成約は少なくなりやすい
  • アプリ面などで誤クリックが発生し、無駄な費用につながることがある
  • ブランドイメージに合わないサイトへ表示される可能性がある
  • 画像素材の制作と定期的な差し替えに工数がかかる
GDNは「検索広告の代わり」ではなく「検索広告で取りきれない層に広げる手段」として使うと、デメリットの影響を最小限にできます。

不正なクリックや表示への対策が気になる場合は、以下の記事もあわせてご確認ください。

関連記事:アドフラウドとは?不正の種類、対策方法、対策ツールをまとめて紹介

GDNのターゲティングの種類

GDNのターゲティングは、「誰に見せるか(オーディエンス)」と「どんな内容・場所に出すか(コンテンツ)」の2系統に、Googleが自動で配信先を広げる「最適化されたターゲティング」を組み合わせて使います※4。

「人」で絞るオーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングとは、サイト訪問履歴・興味関心・年齢などの「人の属性や行動」をもとに配信先を決める方法です。代表的なものは次のとおりです。

リマーケティング 自社サイトやアプリを訪れたユーザーに再配信する
カスタマーマッチ 自社で保有する顧客リスト(メールアドレス等)をもとに配信する
カスタムセグメント 指定したキーワードやURLに関心を示すユーザーに配信する
興味・関心/購買意向 特定分野に関心がある人や、購入を検討中の人に配信する
ユーザー属性 年齢・性別などで配信対象を絞る

 

最初に取り組むならリマーケティングです。自社を一度知っている人が対象なので、少ない予算でも成果を確認しやすくなります。リマーケティングで成果が出ない場合は、広告より先にLPやフォームに課題がある可能性が高いと判断できます。

「場所・内容」で絞るコンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングとは、キーワード・トピック・プレースメント(掲載先の指定)など、表示されるページの内容や場所で配信先を決める方法です※4。

  • キーワード:指定した語句に関連する内容のページに表示する
  • トピック:「旅行」「金融」などのテーマに沿ったページに表示する
  • プレースメント:特定のサイト・アプリ・YouTubeチャンネルを指定して表示する

プレースメント指定は配信先を細かく管理できますが、対象が狭くなり配信量が不足しやすくなります。実務では「指定」より「成果の悪い配信先の除外」に使うほうが効果的です。

最適化されたターゲティング

最適化されたターゲティングとは、設定したキーワードやオーディエンスを「ヒント」として、Googleがコンバージョンしやすいユーザーへ配信先を自動で広げる機能です。ディスプレイキャンペーンでは初期設定で有効になっています※1。

コンバージョンデータが少ない段階で有効にすると、配信先が想定外に広がることがあります。月のコンバージョンが少ない立ち上げ期はオフにして配信先を絞り、成果データがたまってからオンにして比較すると、効果を判断しやすくなります。

GDNの広告フォーマットと入稿規定

GDNで使う広告は、素材を組み合わせて自動生成する「レスポンシブディスプレイ広告」と、完成したバナーを入稿する「アップロード型のイメージ広告」の2種類が中心です。迷ったらレスポンシブディスプレイ広告から始めれば、多くの広告枠に対応できます。

レスポンシブディスプレイ広告

レスポンシブディスプレイ広告とは、画像・ロゴ・見出し・説明文を登録すると、広告枠のサイズに合わせてGoogleが自動で組み合わせて表示する広告です。Google公式ヘルプの入稿規定は次のとおりです※5。

横長画像(1.91:1) 推奨1,200×628px/最小600×314px/5,120KB以下
スクエア画像(1:1) 推奨1,200×1,200px/最小300×300px/5,120KB以下
横長ロゴ(4:1) 推奨1,200×300px/最小512×128px
スクエアロゴ(1:1) 推奨1,200×1,200px/最小128×128px
広告見出し 1〜5個/各30文字以内(全角は15文字が目安)
長い広告見出し 90文字以内(全角は45文字が目安)
説明文 1〜5個

 

バナー制作を外注する場合は、横長とスクエアの2比率×ロゴ2比率をセットで発注してください。1比率だけ依頼すると、入稿時に足りず作り直しになるケースがよくあります。

アップロード型のイメージ広告

アップロード型のイメージ広告とは、デザインが完成したバナー画像を指定サイズでそのまま入稿する広告です。見た目を細かくコントロールできるため、ブランドのトーンを厳密に守りたい場合に向いています。

よく使われるサイズは、300×250、336×280、728×90、300×600、320×50などです。サイズごとに画像を用意する必要があるため、制作工数はレスポンシブディスプレイ広告より大きくなります。

なお、デマンドジェネレーションでは静止画のアップロード広告に対応済みで、HTML5形式は2026年後半に対応予定とされています※3。HTML5のバナーを使っている場合は、移行時期に注意しましょう。

GDNの費用相場と課金方式

GDNに最低出稿金額はなく、1日あたりの予算を自由に設定できます。ただし、判断に必要なデータをためるには、一定の配信量を確保できる予算が必要です。ここでは課金方式と費用の目安、予算の決め方を解説します。

課金方式と入札戦略

GDNの課金方式は、クリックされたときに費用が発生する「クリック課金(CPC)」が基本です。目的に応じて、Googleの自動入札(スマート自動入札)を選びます。

コンバージョン数の最大化 予算内でできるだけ多くの成果を獲得したいとき
目標コンバージョン単価 1件あたりの獲得単価を一定に保ちたいとき
目標広告費用対効果 ECなどで売上金額を基準に最適化したいとき
クリック数の最大化 計測データが少ない初期にサイト訪問を増やしたいとき

 

従来のディスプレイキャンペーンにあった視認範囲のインプレッション課金(vCPM)や個別クリック単価は、デマンドジェネレーションでは使えません※3。これから始めるなら、自動入札を前提に設計するのが現実的です。

費用の目安

GDNのクリック単価は、一般的に検索広告より低く、数十円〜100円前後になるケースが多いとされます。ただし業種・ターゲティング・競合状況で大きく変わるため、以下はあくまで一般的な目安です。

クリック単価(CPC) 数十円〜100円前後
リマーケティング中心の月額予算 月5万円前後〜
新規獲得も狙う月額予算 月20万円前後〜
運用代行手数料 広告費の20%前後(最低手数料を設ける代理店も多い)
バナー制作費 1点あたり1万〜3万円程度

 

※上記はいずれも業界で一般的に使われている目安であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。

月額予算の決め方

GDNの予算は「目標獲得単価×月に必要な獲得件数」から逆算し、1日あたりの予算に割り戻して設定するのが基本です。手順は次の3ステップです。

  1. 許容できる1件あたりの獲得単価(目標CPA)を決める(例:1万円)
  2. 月に必要なコンバージョン数を決める(例:20件)
  3. 目標CPA×件数で月額予算を出し、日予算に換算する(例:20万円÷30日≒約6,700円/日)
新しいキャンペーンには5〜7日程度の学習期間があり、変更の反映にも12〜24時間かかります※1。最低3〜4週間は予算を大きく変えずに配信できる金額で計画しましょう。

検索広告を含めた費用構造の全体像は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:リスティング広告の費用相場|業種別CPC・CPAと運用代行費【2026年版】

GDNとYahoo!・SNS広告など他媒体の費用感や配信面を比較したい方は、無料資料『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』もご活用ください。

広告媒体の選定に迷ったら!「各広告媒体の特徴とメリット・デメリット」

  • 運用型広告における各広告媒体の特徴とメリット・デメリット
  • 運用型広告の各媒体の特徴とメリット・デメリットを費用面、配信面から分析し、わかりやすく解説しています。
    広告媒体の選定に最適な資料となっています。
    資料は無料ダウンロード可能ですので、ぜひお気軽にダウンロードください。

GDNの始め方【5ステップ】

GDNは、計測準備→キャンペーン作成→ターゲティング・予算→広告作成→検証の5ステップで始めます。2026年10月時点では、新規でGDNに配信する場合はデマンドジェネレーションでキャンペーンを作成し、チャネル設定で配信先を選ぶ流れが中心になります。

STEP1:目的を決めてコンバージョン計測を整える

コンバージョン計測とは、問い合わせや購入など「広告の成果」を管理画面で数えるための設定です。ここが不正確だと、自動入札が誤った方向に最適化されてしまいます。

  • 目的(認知・サイト訪問・問い合わせ・購入)を1つに決める
  • Googleタグ(またはGoogleタグマネージャー)を全ページに設置する
  • 問い合わせ完了・購入完了をコンバージョンとして登録する
  • テスト送信を行い、実際に計測されることを確認する

配信開始の1週間前までに、テスト送信でコンバージョンが計上されるかを必ず確認してください。外部フォームを使っている場合は、完了画面でタグが動かないケースがあります。

ブラウザのCookie規制が計測に与える影響については、以下の記事で解説しています。

関連記事:ITP対応とは?WEB広告への影響と対策方法を解説

STEP2:キャンペーンを作成する

キャンペーンとは、予算・入札戦略・配信先などをまとめて管理する、Google広告の最上位の設定単位です。GDNに配信する場合の主な設定は次のとおりです。

  1. Google広告の管理画面で「新しいキャンペーン」を作成する
  2. 目標(販売促進・見込み顧客の獲得など)を選ぶ
  3. キャンペーンタイプでデマンドジェネレーションを選ぶ
  4. チャネル設定で配信先を選ぶ(GDNのみに絞ることも可能)

YouTubeやDiscoverにも配信すると成果が伸びる場合がありますが、最初はGDNのみで始めると、配信面ごとの成果を切り分けやすくなります。

STEP3:ターゲティングと予算を設定する

ターゲティングと予算は、「誰に・1日いくらで」配信するかを決める設定です。立ち上げ期のおすすめ構成は次のとおりです。

  • 広告グループA:リマーケティング(過去30〜90日のサイト訪問者)
  • 広告グループB:カスタムセグメント(競合名や比較キーワードに関心がある層)
  • 日予算:目標CPA×月間目標件数÷30日を目安に設定
  • 入札戦略:計測データが少ないうちはクリック数の最大化、成果がたまってからコンバージョン数の最大化へ

広告グループを細かく分けすぎると、1グループあたりのデータが足りず学習が進みません。立ち上げ期は2〜3グループ程度に絞るのがおすすめです。

STEP4:広告を作成する

広告作成では、見出し・説明文・画像・ロゴを複数登録し、Googleに最適な組み合わせを探させることが成果のカギです。

  • 見出しは5本すべて入力し、「価格」「実績」「悩み」「限定性」など訴求の切り口を変える
  • 画像は横長・スクエアそれぞれ複数枚用意する
  • ロゴは横長・スクエアの両方を登録する
  • リンク先LPの見出しと広告の訴求をそろえる

見出しの例としては、「初期費用0円で始められる〇〇」「導入企業の声を公開中」「〇〇でお悩みの方へ」など、切り口を分けた言い回しが使いやすいでしょう。

STEP5:配信後2週間で検証する

配信後の検証では、学習期間が明けた2週間後を目安に、配信面・クリエイティブ・オーディエンスの3つを見直します。チェックする項目は次のとおりです。

  1. 「広告が表示された場所」で費用が多く成果がない配信先を除外する
  2. アセットレポートで評価の低い画像・見出しを差し替える
  3. オーディエンス別の獲得単価を比べ、予算配分を見直す

Googleは、大きな変更後は7〜14日ほど安定期間をとってから評価するよう推奨しています※1。毎日のように設定を変えるのではなく、「2週間ごとに1回まとめて見直す」リズムを決めておくと、学習を妨げずに改善できます。

運用全体の進め方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

関連記事:リスティング広告の運用方法|成果を出す8ステップと改善の進め方

関連記事:Google広告のP-MAXキャンペーンとは?設定方法から効果を最大化する運用のコツまで解説

GDNでよくある失敗と成果を出すポイント

GDNで成果が出ない原因の多くは、広告そのものではなく「計測」「配信面の管理」「評価の仕方」にあります。ここでは代表的な3つの失敗と、その対策を紹介します。

失敗1:コンバージョン計測の不備

最も多い失敗は、コンバージョンを「ページ閲覧」など成果と言えない行動で設定し、自動入札が質の低い配信を増やしてしまうことです。

計測が不正確なまま自動入札を使うと、問い合わせが0件でも予算だけが消化されます。

対策として、月初に管理画面のコンバージョン数と社内の問い合わせ台帳の件数を突き合わせてください。差が2割以上ある場合は、タグの重複や計測漏れを疑います。

失敗2:配信面を確認せず予算を消化する

配信面を一度も確認しないまま運用を続けると、誤クリックの多いアプリや自社と無関係なサイトに予算が流れ続けます。クリック数は多いのに滞在時間が数秒、という傾向があれば要注意です。

  • 配信開始2週間後と1か月後に「広告が表示された場所」を確認する
  • 費用が多くコンバージョンがない配信先をプレースメント除外に登録する
  • ブランド毀損が心配な場合は、アカウント単位のコンテンツ除外も設定する

除外作業の日をあらかじめカレンダーに入れておくだけで、無駄な配信の多くを防げます。

失敗3:クリック直後の成果だけで評価する

GDNは「見た人が後日、検索して申し込む」経路が多いため、クリック直後のコンバージョンだけで評価すると効果を過小評価しやすい広告です。

GDN単体のCPAが検索広告より高く見えても、GDN開始後に指名検索や検索広告の獲得件数が増えていれば、GDNが需要を生み出している可能性があります。「GDN開始前後で、指名検索数と全体のコンバージョン数がどう変わったか」をセットで見ることで、正しく判断できます。

広告レポートの作成や効果測定の効率化については、以下の記事も参考になります。

関連記事:【比較表あり】広告レポート自動化ツールの選び方を代理店担当者が本気で考えたみた

GDNを含む運用型広告を代理店に任せた場合の支援内容を知りたい方は、無料資料『運用型広告サービス資料』もご活用ください。

20年以上の運用ノウハウあり!「運用型広告サービス概要資料」

  • シードの運用型広告サービス概要資料
  • シードには20年以上Web広告の運用を行なってきた豊富なノウハウが蓄積されています。
    シードの運用型広告の代行サービスの概要が知りたい方はこちらの資料をダウンロードください。

GDNに関するよくある質問

Q.GDNとYDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)はどちらを使うべきですか?

配信先の広さを重視するならGDN、Yahoo! JAPANの利用者に確実に届けたいならYDAが向いています。

GDNはWebサイト・アプリ・YouTube・Gmailと幅広く配信できる一方、YDAはYahoo! JAPANの各サービス面に強みがあります。ターゲットが日常的にどのサービスを使っているかで選ぶのが基本です。

予算が限られる場合は、まず1媒体に集中して成果を確認し、そのうえでもう一方に広げると判断しやすくなります。

Q.GDNは月いくらから始められますか?

GDNに最低出稿金額はなく、1日数百円から配信できます。

ただし少なすぎる予算では配信量が足りず、成果を判断できないまま期間が過ぎてしまいます。一般的な目安として、リマーケティング中心なら月5万円前後、新規獲得も狙うなら月20万円前後を見込むとよいでしょう。

代理店に依頼する場合は、広告費とは別に運用代行手数料(広告費の20%前後が目安)やバナー制作費がかかります。

Q.既存のディスプレイ広告キャンペーンは今すぐデマンドジェネレーションに移行すべきですか?

移行ツールが使えるアカウントなら、繁忙期を避けて早めに計画的に移行するのがおすすめです。

残った対象キャンペーンは今後自動で移行される予定のため、待っていると移行時期を自分で選べなくなります※3。移行ツールを使えば直近42日分の実績が引き継がれ、学習期間も短く済みます。

個別クリック単価や入札単価調整に頼った運用をしている場合は、自動入札へ切り替えた後の検証期間を見込んでスケジュールを組みましょう。

Q.GDNの広告がどのサイトに表示されたかは確認できますか?

確認できます。Google広告の管理画面にある「広告が表示された場所」レポートで、配信先のサイトやアプリを確認できます。

このレポートで費用・クリック数・コンバージョン数を配信先ごとに比べ、成果の悪い配信先を除外するのが基本の改善方法です。

デマンドジェネレーションへ移行した後も、同じ名称のレポートで確認できます※3。

Q.GDNの運用は自社で行うべきですか?外注すべきですか?

月の広告費が小さく社内に担当者の時間があるなら自社運用、予算が大きいか専任担当を置けないなら外注を検討するのが目安です。

GDNは配信面の除外、クリエイティブの差し替え、2026年のデマンドジェネレーション移行対応など、継続的な作業が発生します。担当者が他業務と兼任している場合、設定したまま放置されやすい点がリスクです。

判断に迷う場合は、デジマ部の無料相談で現在のアカウント状況や予算規模をお伺いし、自社運用と外注のどちらが合うかを整理することもできます。

まとめ|GDNは「計測準備→リマーケティング→配信面の除外」の順で始めよう

GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、Google広告のディスプレイ広告を提携サイト・アプリ・YouTube・Gmailに配信できるネットワークです。検索広告では届かない潜在層への認知拡大と、サイト訪問者への再アプローチを担います。

2026年6月からは、ディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーションへ移行する動きが始まりました。GDNという配信面は残りますが、手動入札など一部の機能は使えなくなるため、自動入札を前提とした運用設計が必要です。

成果を出すためには、正確なコンバージョン計測、2週間ごとの配信面とクリエイティブの見直し、そして検索広告と合わせた全体での評価が欠かせません。

実行順序は、①コンバージョン計測の確認→②リマーケティングから配信開始→③2週間後に配信面の除外とクリエイティブ改善→④新規層へのターゲティング拡大、の4段階です。この記事で紹介した方法を参考に、できることから実践してみてください。

GDNの運用にお悩みなら『デジマ部』の無料相談をご活用ください

「GDNを始めたいが、何から設定すればよいかわからない」「配信はしているが成果が出ているのか判断できない」「デマンドジェネレーションへの移行をどう進めればよいか不安」といったお悩みは、社内だけでは判断が難しいものです。

『デジマ部』を運営する株式会社シードでは、GDN・YDA・リマーケティングを含む運用型広告の運用代行を行っています。無料相談では、貴社の商材・目標・予算をお伺いしたうえで、GDNを使うべきか、どのターゲティングから始めるべきか、現在のアカウントのどこに改善余地があるかを整理します。

相談後には、自社で進める場合の優先順位や、外注する場合の費用感が明確になります。サービス内容は「リスティング広告運用代行」のページでもご紹介しています。

『デジマ部』が選ばれる理由

運用型広告とWeb制作をまたぐ専門性

株式会社シードは、アフィリエイト広告・運用型広告・SNS広告・純広告・AIO・SEO対策から、HP/LP制作・LPO・ECサイト構築までを手がけるWebマーケティング会社です。

公式サイトでは、14年以上のリスティング広告代行実績を持ち、Yahoo!広告の正規代理店とGoogle認定パートナーであることを公表しています。GDNの配信設計だけでなく、検索広告やアフィリエイト広告との組み合わせまで含めて提案できる点が強みです。

広告からLP改善まで一貫したサポート体制

GDNで集めたユーザーを成果につなげるには、広告運用とLP・サイトの改善をセットで進める必要があります。シードでは、広告運用に加えてLP制作やLPOまで社内で対応しています。

売上目標や目標CPAを共有したうえで、定期的な打ち合わせを通じて改善策をご提案します。「広告は回っているのに問い合わせが増えない」といった課題にも、広告とサイトの両面から取り組めます。

無料相談については「デジマ部の無料相談・お問い合わせ」で詳しく紹介しています。

運用型広告の悩みを解決!
1『無料相談会』:最短30分で運用改善ポイントをご案内
2『運用型広告サービス資料』:運用型広告の運用代行サービスの概要資料
3『各広告媒体の特徴とメリット・デメリット』:Google/Yahoo!/Meta/LINE等を比較

【出典】

※上記以外の数値は業界で一般的に使われている目安値であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
トップに戻る