アフィリエイト広告とリスティング広告は、いずれも検索エンジン経由での流入をベースとしたWeb広告です。
ですが、両者には大きな違いがあり、アフィリエイト広告が成果報酬型の後払いタイプの広告であることに対して、リスティング広告はクリック課金型の先払いタイプの広告です。
また、広告が表示される場所も大きく違い、アフィリエイト広告はサイト内に広告が掲載されますが、リスティング広告は検索結果にのみ広告が掲載されます。
いずれにしろ、Webマーケティング担当者は、両者の違いをしっかりと理解し、適切に組み合わせて出稿することが大切です。
この記事では、アフィリエイト広告とリスティング広告の違いを比較し、詳細に解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
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アフィリエイト広告とは
アフィリエイト広告は、Webサイトに掲載された広告を経由して商品購入や資料請求、会員登録等のアクションに至った際に広告費用が発生する成果報酬型(CPA課金型)の広告です。

成果が発生してはじめて広告費用がかかるため、無駄な広告費用がかかりません。
費用対効果が高く、リスクの低い広告媒体だといえます。
アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告では、大きく3つプレイヤーが登場します。
広告主、メディア(アフィリエイター)、ASP(Affiliate Service Provider)です。
3者の関係は以下の図のようになります。

広告主はASPを通じてメディアに広告を掲載し、成果発生時の広告費の支払いはASPに行います。
| 広告主 | 広告を出稿する主体 |
| メディア(アフィリエイター) | 広告主のアフィリエイト広告を掲載する |
| ASP(Affiliate Service Provider) | メディアを束ね、成果の計測を行う |
アフィリエイト広告は3者が協力することで機能しているのです。
アフィリエイト広告の出稿費用
アフィリエイト広告を出稿する際にかかる費用は、初期費用、月額費用、メディア報酬、ASP手数料の4つです。
以下の表が各費用の詳細です。
| 費用 | 相場 | 詳細 |
| 初期費用 | 0〜5万円程度 | ASP開設時に発生する費用 |
| 月額費用 | 0〜5万円程度 | ASPの月額固定費用 |
| メディア報酬 | 商材による | メディアへ支払う成果報酬費用 |
| ASP手数料 | 30%程度 | メディア報酬に対して発生するASPの手数料 |
初期費用と月額費用は有料ASPを開設した場合にのみ発生し、無料ASPを開設した場合にはかかりません。
一方、メディア報酬とASP手数料は必ず支払う必要のある費用です。
メディア報酬は商材などによって大きく異なりますが、ASP手数料は30%程度が一般的です。
なお、広告代理店にアフィリエイトの運用代行を依頼する場合、上記にプラスして代理店側の初期費用、月額費用、手数料が発生します。
アフィリエイトの出稿費用についての詳細は、以下の記事をご確認ください。
アフィリエイト広告の種類
アフィリエイト広告は、大きく分けて「成果報酬型」と「固定報酬+成果報酬型」の2種類があります。
| 報酬体型 | 詳細 |
| 成果報酬型 | コンバージョンが発生して初めて成果報酬が発生 |
| 固定報酬+成果報酬型(セミアフィリエイト) | 掲載期間中、固定報酬を支払い、かつ成果報酬も発生 |
基本的には成果報酬型ですが、有力メディアに掲載する場合などは、追加で固定報酬を支払い固定報酬+成果報酬型で取り組むこともあります。
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リスティング広告とは
リスティング広告は、GoogleとYahoo!、Microsoft等の検索エンジン上で検索されたキーワードに連動して広告が表示されるクリック課金型の広告です。
クリックが発生して初めて広告費用がかかるため、費用対効果の高い広告手法であるといえます。

リスティング広告にかかる費用
自社で広告配信を行う場合には配信費用のみがかかります。
一方、代理店に配信を依頼する場合には、代理店手数料として配信費用の20%程度がかかることが一般的です。
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アフィリエイト広告とリスティング広告の5つの違いを比較
アフィリエイト広告とリスティング広告の違いは、主に5つあります。
| アフィリエイト広告 | リスティング広告 | |
| 成果報酬型かクリック課金型か | 成果報酬型(後払い) | クリック課金型(先払い) |
| 成果の出るスピード | 3〜6ヶ月程度 | 当日〜数週間 |
| 掲載方法の違い | SEO媒体、ポイントサイト、各種SNS、運用型広告など | 検索結果の広告枠のみ |
| ターゲットユーザーの違い | 顕在層と比較検討層 ターゲティング配信不可 |
顕在層と比較検討層 年齢・性別・エリアや趣味趣向などでターゲティング可能 |
| 管理画面、承認作業の違い | 管理画面の数が多い 承認作業が必要 |
管理画面の数は限定的 承認作業が不要 |
【違い1】成果報酬型かクリック課金型か
アフィリエイト広告とリスティング広告の一番の違いはその課金方法です。
アフィリエイト広告が成果報酬型であることに対して、リスティング広告はクリック課金型の広告です。
つまり、アフィリエイト広告は成果に対して後払いで広告費用がかかるのに対して、リスティング広告は先払いで広告費用を支払い、成果が出るかどうかは配信するまでわからない特徴があります。
| 媒体 | 課金方法 | 出稿費用 |
| アフィリエイト広告 | 成果報酬型(後払い) | 初期費用+固定費用+成果報酬費用、ASP手数料 |
| リスティング広告 | クリック課金型(先払い) | クリックコスト以外の費用はかからない |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果が発生してはじめて広告費用がかかるため後払いとなります。
広告主が負担する費用は、初期費用、固定費用、成果報酬費用、ASP手数料の4つです。
なお、無料ASPの場合には、成果報酬費用とASP手数料のみがかかります。
一方、有料ASPの場合には、初期費用と月額固定費用がかかります。
リスティング広告と違い、固定費用がかかる点に注意が必要です。
長く実施していくことで発生件数が伸びる広告であり、中長期的な運用に向いている広告といえます。
リスティング広告
リスティング広告は、クリックごとに費用が発生するクリック課金型の広告です。
費用体系はシンプルで、クリック費用以外の費用はかかりません。
ですが、アフィリエイト広告と違って広告費用をかけても成果が出るかわからないため、確実に成果だけに広告費用を投下したいのでしたら、アフィリエイト広告の方に軍配が上がります。
【違い2】成果の出るスピード
アフィリエイト広告とリスティング広告とでは成果の出るスピードに大きな違いがあります。
アフィリエイト広告の場合、メディアが記事にアフィリエイト広告を掲載することではじめて広告掲載が開始されます。(SEOアフィリエイトの場合)
メディアが記事を掲載するまでには記事の執筆などの対応が必要なため、成果が出るまでにはどうしても3〜6ヶ月程度の時間が必要です。
一方、リスティング広告の場合には、配信を開始してすぐに広告が掲載され、AIによる配信最適化も数週間あれば完了するため、アフィリエイト広告よりも成果の出るスピードは速い傾向があります。
| 媒体 | 成果の出るスピード |
| アフィリエイト広告 | ・3〜6ヶ月程度 |
| リスティング広告 | ・当日〜数週間 |
【違い3】掲載方法の違い
アフィリエイト広告はSEOで表示されるメディアに加え、ポイントサイトや各種SNS、運用型広告などの多種多様な場所に広告が掲載されます。
一方、リスティング広告が掲載されるのは、あくまで検索エンジンの検索結果のみです。
掲載場所の豊富さという意味ではアフィリエイト広告の方が優れているといえます。
| 媒体 | 掲載場所 | 掲載場所のコントロール | 広告表記 |
| アフィリエイト広告 | SEO媒体、ポイントサイト、各種SNS、運用型広告など | どの記事に掲載順位何位で掲載されるかはコントロールしづらい | 自然なレビュー形式で掲載され広告と警戒される可能性が低い |
| リスティング広告 | 検索結果の広告枠のみ | ある程度コントロール可能 | 広告枠に表示されるため広告と警戒される可能性が高い |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告では、SEO媒体だけでなくポイントサイト、各種SNS、さらには運用型広告など、多様な媒体に広告が掲載されます。
中でもSEO媒体に掲載されるSEOアフィリエイトでは、自然検索結果に表示されるサイトに広告が掲載されます。
また、広告の掲載方法もリスティング広告のように「広告」と明確にわかるような掲載ではなく、自然なレビュー形式で掲載されることが多いため、ユーザーから広告だと警戒される可能性が低く自然とCVしやすいと考えられます。
ただし、どの記事に自社の広告が掲載され、その記事の中での掲載順位が何番目になるかどうかはなかなかコントロールしづらい特徴があります。
アフィリエイト広告で出稿可能なメディアについては以下の記事をご覧ください。
リスティング広告
リスティング広告は、検索結果の上下にある広告枠にしか広告を掲載できませんが、狙ったキーワードに対してのみ広告を出稿できることはもちろん、広告枠内での表示位置をある程度コントロール可能です。
出稿するキーワードを適切に設定することで、狙ったユーザーに対してのみ広告を表示させることが可能です。
ですが、掲載される広告枠は検索結果内の上下6枠にあるリスティング広告枠のみに限定され、ユーザーから広告だと警戒される可能性が高いといえます。
【違い4】ターゲットユーザーの違い
| 媒体 | ターゲットユーザー | ターゲティング精度 |
| アフィリエイト広告 | 顕在層と比較検討層どちらにもアプローチ可能 | 基本的にターゲティング不可 |
| リスティング広告 | 顕在層と比較検討層どちらにもアプローチ可能 | 年齢・性別・エリアや趣味趣向などでターゲティング可能 |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、「商品名・ブランド名+口コミ」といったキーワードで指名検索している顕在層や、「商品カテゴリ+おすすめ」などと調べる比較検討層どちらにも訴求可能です。
顕在層に対して直接CVが狙えると同時に、比較検討中の層にもアプローチできるのです。
なお、リスティング広告のように、アプローチするユーザーの年齢・性別・エリアなどの条件をターゲティングできず全てのユーザーに広告が表示されます。
リスティング広告
リスティング広告では、自社と関係のあるさまざまなキーワードに対して広告を出稿可能です。
この点はアフィリエイト広告と変わりません。
一方、年齢・性別・エリアや趣味趣向などでのターゲティングができるため、ユーザーを絞って配信ができる特徴があります。
【違い5】管理画面、承認作業の違い
| 媒体 | 管理画面の数 | 承認作業 |
| アフィリエイト広告 | 多い | 必要 |
| リスティング広告 | 限定的 | 不要 |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告では、開設しているASPの数だけ管理画面が増えてしまいます。
また、承認作業が必要なため、毎月発生したデータに対して「承認」「非承認」「保留」の対応を行う必要があり手間がかかります。
自動化しづらく管理が煩雑になる特徴があります。
リスティング広告
リスティング広告も出稿している媒体の数だけ管理画面が増えてしまいますが、Google、Yahoo!、Microsoftといった3媒体しか実質存在しないため数は多くありません。
また、アフィリエイト広告のように承認非承認作業の必要がありませんのでシンプルであるといえます。
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アフィリエイト広告とリスティング広告を活用する3つのポイント

アフィリエイト広告とリスティング広告の効果を最大化する上では、次の3つのポイントを押さえて広告出稿を行うことが大切です。
- 同時に出稿するのがおすすめ
- 幅広いキーワードで検索結果を押さえる
- PPCアフィリエイトも行う
同時に出稿するのがおすすめ
アフィリエイト広告とリスティング広告を活用する最も重要なポイントは、両媒体を同時に出稿することです。
ユーザーが購買行動に移る際には、さまざまな情報収集を行ってから購入するのが一般的です。
口コミサイトで口コミを調べたり、SNSで生の声を確認したりと、口コミやレビューなどを見て納得の上、購買行動を行うことが一般的です。

アフィリエイト広告を行うことで、レビュー記事が量産され、見込客に対して自社のサービスを知ってもらう機会が増えます。
同時に、リスティング広告を出稿することで、自社のサービスとの接触頻度を増やすことができるようになり、結果的にサイト全体でのCV数増加が期待できます。
幅広いキーワードで検索結果を押さえる
例えば自社が上位表示を行いたい購買キーワードがある場合に、そのキーワードでSEO上位に位置するメディアにアフィリエイト広告で自社サービスを紹介してもらい、なおかつそのキーワードでリスティング広告を出稿することで、そのキーワードにおける検索結果を「面」で押さえることができます。
アドアフィリエイトも行う
自社のリスティング広告で獲得できないキーワードは、アドアフィリエイトでカバーを。
アドアフィリエイトの運用を行うのはWebマーケティングのプロであるため、自社では想像もつかなかったニッチなキーワードで広告出稿してくれるかもしれません。
潜在顧客をよりさまざまな間口から、自社の商品やサービスへ誘導することができます。
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アフィリエイトとリスティング両方に強いシード

アフィリエイト広告もリスティング広告も、どちらも運用するには高いスキルが必要です。
ですが、最近ではリスティング広告はかなりAIによる配信が浸透してきており、誰が運用しても成果の大きさにそこまで大きな差が生まれない状況になってきました。
一方、アフィリエイトでは、ASPや提携しているメディアといった利害関係者が非常に多くいるため、全体を見て運用できる高いノウハウが不可欠であり、まだまだ人の手による運用が大きな割合を占めています。
そのため、リスティング広告の運用ノウハウも重要ですが、それ以上にアフィリエイト広告の運用スキルがあるかどうかが成果を左右するといっても過言ではありません。
その点、弊社シードは20年以上のアフィリエイト運用実績があり、運用スキル・ノウハウに圧倒的な自信があります。
もちろんリスティング広告の運用経験も豊富にありますので、アフィリエイト広告・リスティング広告両方を安心して任せることができます。
まとめ

この記事ではアフィリエイト広告とリスティング広告の違いについて詳細に紹介してきました。
アフィリエイト広告、リスティング広告それぞれにはそれぞれメリットのデメリットがありますので、両方の特性を十分に理解した上で広告出稿を行っていくことが大切です。
アフィリエイト広告とリスティング広告の違いを意識し、両方の広告をうまく活用して、成果を最大化しましょう!



